検索画面を消す
検索画面を消す
live at the indoor
音楽作品(アルバム/シングル)を「普通」「良作」「名作」「傑作」「神作」に分ける音楽レビューサイト

投稿詳細ページ

正統派すぎるメタルサウンドとギャグ要素満載の歌詞を組み合わせたパイオニア的存在(フォロワーがいるのかは不明)であるセックス・マシンガンズ(SEX MACHINEGUN)の1stアルバム。おそらく彼らが「正統派メタルサウンド」に乗せて「正統にヘヴィーメタル的な事」を歌っていたらセールス的な成功はなかったと思われる。

それ位に90年代末はメタルバンドにとって暗黒の時代でありメジャーシーンで活躍し順調にセールスを伸ばしているメタルバンドなど皆無であった。筆者が高校生の時に今作がリリースされたのだが音楽にあまり興味があるように見えない同級生がセックス・マシンガンズ(SEX MACHINEGUN)を熱心に聴いていた。

興味を持つ入口が「ギャグテイストのある歌詞」であったとしても、そこから音楽にもしっかりと興味を持っていたのでセックス・マシンガンズ(SEX MACHINEGUN)のサウンドがいかにクオリティが高いのかが分かる。

    「要点」

  • 正統派メタルとギャグ要素満載の歌詞
  • メタル暗黒時代を生き抜いた戦略性

「曲解説」

1 SEX MACHINEGUN 超高速のギターリフとAnchang(vo,g)のシャウトではじまる歌詞の詳しい内容は正直よくわからないがG行為をテーマにしていると思われる「お前の力で掴むんだ」というフレーズはなんとなく元気がでる。何を使むのかはわからないが。。。サウンド的にはガチガチのスラッシュメタルで完成度の高さがヤバい。
5 桜島

まさにこれから噴火しそうな気がする「ドコ、ドコ」としたドラムから曲がはじるコーラスでは「ドカン、ドカン、ドカン」と連呼されるがこのパターンは次作アルバムに収録されている「みかんの歌」での「みかん、みかん、みかん」でも使われ事になる。こちらも歌詞はギャグだがガチガチのスラッシュメタルが炸裂する。
7 ファミレス・ボンバー

待てど待てど来ない注文の品と彼女に対する怒り爆発の曲で主人公の怒りを見事にサウンド表現している。「怒り爆発」というフレーズの後にまともすぎる叙情系ギターソロが登場。ちょっと笑える展開なのだが冷静に考えてみると「フィクションに対する感情」よりも現実のファミレスの料理が出る出ないというどうでもいい事に感情が動くのが人間。

このレビュー記事をSNSでシェア