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live at the indoor
音楽作品(アルバム/シングル)を「普通」「良作」「名作」「傑作」「神作」に分ける音楽レビューサイト

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HIP HOPグループ/パブリック・エナミー(Public Enemy)との共演でいち早く「ラップ×メタル」を発明し90年代ミクスチャー勢に少なからぬ影響を与えたと言われるアンスラックス(ANTHRAX)の代表作。

筆者が昔愛読していたロッキングオン誌でアンスラックス(ANTHRAX)のインタビューを読んだ事がある。「メンバー全員レディオヘッドが好き」と言っていたのが印象的で「メタルバンドなのにレディオヘッド好きなんだ?!」と思った記憶がある。本作を聴いてジャンル(メタル)に縛られないフリーな発想を感じたので、メンバー全員が「レディオヘッドが好き」な事も特段驚くべき事ではない。

    「要点」

  • 元祖「ラップ×メタル」
  • ザクっとしたストリート感のあるギターリフ

「曲解説」

1 Among the Living

スローな展開から唐突にハードコアっぽくなったと思えばまた唐突にスローになるを繰り返す曲。ギターリフはヘヴィなのだが覚えやすくキャッチー。「意外性のある転調」や「リズムや弾き方の唐突な変化」は素晴らしいヘヴィメタルバンドの常套手段だと思うのだが、ここまで性急で唐突なリズムパターンの変化や転調はあまり聴いた事がない。
3 I am the Law

90年代ヘヴィロックに通じるザクっとしたストリート感あるリフが、ずっしりとしたリズムと合わさり淡々と展開される。「時代を先取りした曲だな」と思っていた矢先、ラスト2分を切ったあたりで唐突にバグった速度のスラッシュメタルにかわる。
7 One World

終始怒涛のメタルサウンドが鳴り響くのだが、ダークさやメタル的な箱庭感をあまり感じさせないボーカルの声とアグレッシヴな掛け合いの叫びコーラスなどもあり「メタルを聴いている」という感じがあまりせずキャッチーさがある。
8 A.D.I./Horror of it All

オリエンタルな弦楽器のような音色のアルペジオではじまり「ドドド〜」という歪み音が聴こえてきてヘヴィな曲に変貌。その後も例のごとく唐突な「変化」を繰り返すという曲

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