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live at the indoor
音楽作品(アルバム/シングル)を「普通」「良作」「名作」「傑作」「神作」に分ける音楽レビューサイト

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ハードロックと言えばディープ・パープル(Deep Purple)と言っていい位に有名なバンド。音楽レビューを始めてこれまで聴いてこなかったジャンルであるHR/HMを聴いているのだが、レッド・ツェッペリン(LED ZEPPELIN)、ディープ・パープル(Deep Purple)、ブラック・サバス(Black Sabbath)位は教養として知っておこうって事ではじめてディープ・パープル(Deep Purple)聴いてみた。

「HR/HM=ギタリストが主役というイメージ」が強すぎて筆者はディープ・パープル(Deep Purple)にオルガンプレイヤーが存在する事を認識出来ていなかった。今作から感じる事が出来るクラシカルな香りや他のバンドにはない部類の重層さはオルガンプレイヤー:ジョン・ロード(key)の貢献が非常に大きい。

    「要点」

  • ミニマムなギターリフのお手本 Smoke on the Water
  • 歪んだオルガンが独自の重層さを演出

「曲解説」

1 Highway Star

各パートが主張しまくりで熱量のあるヤバイ演奏が聴かせてくれる。BPMは現在の感覚で言うと速くないのだが「体感速度が非常に速く感じる」ドライブするリズム隊と効果音のようなオルガンが無条件にHighwayを連想させる。

間奏部のギター演奏は名演で「猛スピードで走り出す事を扇情する」かのようなエフェクティブなプレイ。そしてその後に登場する「音がビームになって飛び出してくる」ようなテクニカルなソロが飛び出す、このようなギタープレイは60年代ロックでは聴けないのでリッチー・ブラックモア(g)がテクニック的にいかに優れていたのかが伺える。
5 Smoke on the Water

誰でも一度は聴いたことがある例のフレーズがリフレインされる。最小限の音数で最大限の効果を発揮するリフのお手本のようなフレーズであり、「ギターロック=ミニマムなリフ」という方程式を作ったと言っても過言ではない曲。
6 Lazy

真夜中のドライブのような気分を味わえる曲。スピードを体感できるギターワークと軽やかなオルガンの絡みが秀逸。途中からドラムのタイトなリズムが加わり夢心地なハーモニカも登場して曲はエンディングを迎える。作品中で最も収録時間が長い曲で各プレイヤーの熱量が最も伝わってくる。
7 Space Truckin

ギターと歪んだオルガンの絡みが重厚さとスペーシーな雰囲気を醸し出す曲で、ツインギターでは絶対に出ない音の厚みがあり正にハードなロック。

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