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live at the indoor
音楽作品(アルバム/シングル)を「普通」「良作」「名作」「傑作」「神作」に分ける音楽レビューサイト

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90年代に活躍したニルヴァーナ(Nirvana)やサウンドガーデン(Soundgarden)などのグランジ勢に多大な影響を与えたブラック・サバス(Black Sabbath)。ディープ・パープル(Deep Purple)とレッド・ツェッペリン(LED ZEPPELIN)を聴いた後にブラック・サバス(Black Sabbath)を聴くとどのように感じるのだろうか?!何故?!彼らがハードロックではなくヘヴィメタルの元祖を言われるのだろうか??聴いて確認してみた。

90年代ロック育ちの私からすると他のハードロックバンドと比べて非常に馴染みやすい音であるいうのが率直な感想。アルバムを通して聴いた感想としてはヘヴィな音をさらにヘヴィに聴かせる工夫や仕掛けが面白いバンドだと思った。wikiによると「人を怖がらせる音楽を作る」というコンセプトがあるらしいが、 この「コンセプトを持つ」を持つという視点がハードロックとヘヴィメタルの違いかもしれない。

    「要点」

  • グランジ勢に影響を与えたトニー・アイオミ(g)のリフ
  • 「コンセプト」があるヘヴィなバンド
  • ヘヴィな音をさらにヘヴィに聴かせる仕掛けや工夫

「曲解説」

3 Planet Caravan

南米の民族打楽器のような「ポン、ポン」というリズムの上を夢見心地でメロウなアルペジオとオジー・オズボーン(vo)のエフェクトのかかった揺れるボーカルが乗る。かすかに聴こえるハウリングから今後のハードな展開を予想してしまうが転調などはせず、そのままずっと夢見心地で淡々とした雰囲気の中で終わるという色んな意味で意表をつかれる展開。本アルバムの中で最も意外性のある曲。
4 Iron Man

ダークでおどろおどろしい雰囲気のギターリフは感覚的な話になるがアグレッシヴなロックンロール感はなくむしろ「鉛を引きずっている」かのような重さを感じる事ができる。また普通メロディックではないギターリフは頭に残り辛いがトニー・アイオミ(g)のダークで重いリフはすんなりと耳に残りスグに覚える事ができ不思議な「ポップ」さもある。
5 Electric Funeral

「4 Iron Man」を更におどろおどろしくしたワウ(おそらく)を使ったギターリフが曲を引っ張るが、2:20分頃に「これまでのリフ」が「これまでとは違うリフ」に突如バトンタッチされアグレッシヴな展開になるが、またスグにスローでおどろおどろしい展開になる。

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