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live at the indoor
音楽作品(アルバム/シングル)を「普通」「良作」「名作」「傑作」「神作」に分ける音楽レビューサイト

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「1 月世界」
「本当に月にいる」ような錯覚を味わえる音響に相当な拘りを感じるタイトルトラック。リズムアプローチは「月に足跡を残す」ような淡々としたシンプルなビートであり「空間を漂うアルペジオ」「闇のような重たさを感じる歪み」などギターサウンドにもテーマである「月」のような冷たさと無重力感がしっかりと反映されている。歌詞は「思いついた言葉を羅列した」ようなイメージであり、ボーカルラインは「どこがメロ」で「どこがサビ」なのか曖昧なものとなっている。この曲をシングルカットでリリースするあたりさすがB-Tである。

「2 My baby Japanese」
「コンクリートに頭を打ち付ける」ような強烈なパンチを感じるスローなリズムがインパクト大のサイケなインダストリアルチューン。気のせいかもしれないがこの曲でも「月」を思わせる音響を感じる事ができる。歌詞のほうは「強烈なサウンド以上に強烈」なものとなっており「赤い髪を振り乱し」「頭を叩きつけ」「花園で踊る夢を見ている」などの過激な歌詞が登場する。並のイマジネーションではどのようなシュチュエーションなのか判断がつかないものとなっており、見事にアブノーマルなアナザーサイドを描いている。

「3 無知の涙 HOT remix #001 for B-T」
布袋寅泰がはじめてリミックスを担当した記念すべき曲。 サイバーでメタリックな質感の原曲をジェル状にしたようなインパクト大のサウンドを聴かせてくれる。 ギターリフ以外は原曲のサウンドをまったく踏襲しておらずサウンドを再構築している。 この曲のサウンドを音楽レビュアーっぽく表現すると「ディープでサイバーな布袋流アシッドハウス」といったイメージである。 冒頭で聴ける「上空を舞うヘリコプターの音」は無条件に「布袋寅泰が上空から舞い降りる」イメージが頭の中に浮かぶ。 (3:54〜)「波動砲を音楽化した」ようなアバンギャルド・サウンドがリスナーの脳を刺激する。 終盤は「マシンガン抱いてスローダンス」というシュールワードが呪文のようにリフレインされる。

    「要点」

  • ・「1 月世界」「本当に月にいる」ような錯覚を味わえる音響に相当な拘りを感じる
  • ・「3 無知の涙 HOT remix #001 for B-T」布袋寅泰がはじめてリミックスを担当した記念すべき曲
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