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live at the indoor
音楽作品(アルバム/シングル)を「普通」「良作」「名作」「傑作」「神作」に分ける音楽レビューサイト
検索結果278件

カテゴリー「全てのレビューを見る」のレビュー

「本当にデビューアルバムなのか?」そして何より「本当に15歳なのか?」と日本の音楽シーンに大きな衝撃を与えた宇多田ヒカルのデビューアルバム。

「ロック至上主義な日本の音楽シーン」の流れを完全にかえた金字塔的なアルバムであり、デビューアルバムでありながら「完成されたクールでモダンなサウンド」が収録されている。歪んだギターサウンドを導入している曲は「2 Movin’ on without you」位であり「クール」「ディープ」「モノトーン」と形容したくなるベールラインが非常によく目立つ。また宇多田ヒカルのボーカルラインには「良質な歌謡性」があり洋楽「R&B」に馴染みがない層にも「ハイクオリティなポップ・ミュージック」としてダイレクトに届いた。本作はCDバブル絶頂期を象徴するアルバムの一つであり過去最高レベルの天文学的なセールスを記録した。

    「要点」

  • ・「ロック至上主義な日本の音楽シーン」の流れを完全にかえた金字塔的なアルバム
  • ・「2 Movin’ on without you」「枕元のPHP」というフレーズから「強烈な90年代の香り」がする

「曲解説」

2 Movin’ on without you

ロック的な歪みギターを導入したアーバンなポップソングで歌詞の内容は「彼氏の浮気」を疑いつつも「彼氏からの電話を待ちわびている」ティーンエイジャー女子の心情を歌っている。「1 Automatic」同様に「枕元のPHP」というフレーズから「強烈な90年代の香り」がする(3:25〜)「10代の強烈な独占欲」を端的に表した「戸惑いながらでもいいから愛して欲しい」という切なすぎるワードが登場。
3 In My Room

タイトなビートと「夢の中」のような浮遊感が印象的なミドルテンポのR&B(1:25〜、3:38〜) 「渋谷のクラブ」を連想するDJスクラッチが挿入されシンプルな曲にエッジを与える。歌詞は意味深で「現実も夢も目を閉じれば同じ」で「in my roomで君と夢にエスケープしたい」という内容。「夢の中の妄想」は現実以上にトキメクという事だろうか?と考察してみる。
4 First Love

全ての日本人の琴線に触れる歌謡性が魅力のバラードで人気ドラマの主題歌にも起用された。「春の訪れ」のようなストリングスとピアノの調べを中心に構成されたシンプルで静かなサウンドにのせて、宇多田ヒカルが「初恋の終わり」を力強く歌い上げる。「明日の今頃はきっと泣いている」というフレーズから「恋人に別れを告げる直前」の瞬間的な感情を鮮やかに描いていると思われる。老若男女問わずリスナーに「10代のあの頃」を思い起こさせる名曲。
5 甘いワナ 〜Paint It, Black

「軟体動物」のように動くベースラインがインパクト大のファンキーソングでメカニカルなカッティングギターと「賑わう街角」のようなサックスがアダルトな雰囲気を醸し出している(2:10〜)「メロウな昼下がり」のような静パートが挿入され「あなたの鎖が心地よくなっていた」と心地よい束縛を静かに歌い上げる。終盤は「ガラス越し」のような音響が強調され直線的なギターサウンドが無機質にループされる展開である。
7 Never Let Go

サンプリングされたミニマムで耽美的なアルペジオが無限ループされ「夢の世界」のようなドリーミーな音響を感じるサイケなR&B(1:20〜、2:20〜)「迷走」のようなダークを感じるベースラインが挿入され「夢の世界」が一瞬黒く染まる。
8 B&C -Album Version-

「黒蛇」のように底でうねるモノトーンなベースラインが印象的なポップソング。サビのボーカルラインは「J-POP的なカラフルな色彩」を感じるものとなっている。
9 Another Chance

「アダルトなシティポップ」のような雰囲気を感じる曲でクールな低音とスペーシーなシンセを中心に構成されたサウンドとなっている。全編を通して「深夜」のようなディープさを感じる事ができる。
11 Give Me A Reason

「田園」のような牧歌的な雰囲気のイントロから「ディープな都会」のようなR&Bに移行する曲。「暗黒」のようなダークを感じるベースラインがインパクト大でマッシヴ・アタック(Massive Attack)などのトリップホップ勢からの影響が感じられるサウンドとなっている(3:28〜)珍しくアーバンでミニマムなギターソロが登場。

「本当にデビューアルバムなのか?」そして何より「本当に15歳なのか?」と日本の音楽シーンに大きな衝撃を与えた宇多田ヒカルのデビューアルバム。 「ロック至上主義な日本の音楽シーン」の流れを完全にかえた金字塔的なアルバムであり、デビューアルバムでありながら「完成されたクールでモダンなサウンド」が収録されている。歪んだギターサウンドを導入している曲は「2 Movin’ on without

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「1 Automatic」
90年代に隆盛を極めたJ-POPサウンドには希薄であった本格派R&Bテイストを全面に打ち出した宇多田ヒカルのデビューシングル。

サウンドや歌のスキルの高さは勿論だが、それ以上にこの洗練されたモダンな音楽を若干15歳の少女が作り出したという事実に多くの人が驚愕した。「キャンドルの灯りだけが揺らめくダークな部屋」のようなクールでモノトーンな音響、ディープで機能性抜群のシンプルなビートなという必要最低限の音だけで構築されたトラックは「ミニマリスト向けのモダンな建物」のようであり「何かと過剰」であった90年代J-POPとは実に対照的である。

「7回目のベル」「受話器」「チカチカしている文字」などのワードは「現在の感覚」で聴くと昭和的ですらあるが「大人ぶって背伸びしている普通の10代」の恋愛を歌ったこの曲のインパクトは凄まじかった。98年は宇多田ヒカルや椎名林檎などこれまでの音楽シーンには存在しないタイプのアーティストがデビューを果たし音楽業界の勢力地図が明らかに変わり始めた分岐点とも言える1年であった。

「2 time will tell」
「冷たい雨の街角」のような雰囲気を感じるディープな曲で名曲「1 Automatic」と同レベルのクオリティーを誇り、ダブルA面なのも伊達ではないと感じる。宇多田ヒカルの声は「泣き止んだ後」のような湿り気を帯びており15歳らしい幼さを感じるられる。「隠れ家バー」のような渋いカッティングギターとディープなベースラインを中心に展開されるサウンドにのせて「泣き虫な友達を慰める」ような歌詞を眩しい太陽のように歌い上げる。

    「要点」

  • ・「1 Automatic」「7回目のベル」「受話器」「チカチカしている文字」などのワードは「現在の感覚」で聴くと昭和的ですらあるが、 「大人ぶって背伸びしている普通の10代」の恋愛を歌ったこの曲のインパクトは凄まじかった。

「1 Automatic」 90年代に隆盛を極めたJ-POPサウンドには希薄であった本格派R&Bテイストを全面に打ち出した宇多田ヒカルのデビューシングル。 サウンドや歌のスキルの高さは勿論だが、それ以上にこの洗練されたモダンな音楽を若干15歳の少女が作り出したという事実に多くの人が驚愕した。「キャンドルの灯りだけが揺らめくダークな部屋」のようなクールでモノトーンな音響、ディープで機能性抜

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90年代にミリオンヒットを連発した音楽ユニット・ザード(ZARD)が初めてミリオンセラーを記録したアルバム。

サウンドは王道J-ロック・J-ポップをベースにしたものとなっており「強烈にノーマルなサウンド」である。ザード(ZARD)というユニットの魅力は「内向的な綺麗なお姉さん」坂井泉水の心のドアにアクセスしたような気分に浸れる過去の回顧をベースにした歌詞にこそあると筆者は考える。インターネットがまだ普及していない時代において「女性の本音」には非常に価値があった。

またほとんど全ての曲に言えることだが優等生的なバランス感覚をもっており「激情」や「刹那」に流されることなく一般的な「ノーマルさ」を保ち続ける。当時の日本ではリスナーに「非日常」を提示するアーティストが注目される事が多かったと思われるが、ザード(ZARD)が持つ強烈な「ノーマルさ」は多くの人たちに支持された。

    「要点」

  • ・ザード(ZARD)というユニットの魅力は「内向的な綺麗なお姉さん」坂井泉水の心のドアにアクセスしたような気分に浸れる過去の回顧をベースにした歌詞にこそあると筆者は考える
  • ・「激情」に流されない優等生的なバランス感覚

「曲解説」

1 揺れる想い

「眩しい季節」のような雰囲気を感じる王道J-ロックで「揺れる想い」という浮遊感溢れるワードを力強く歌いあげるサビがインパクト大で強烈な歌謡性を感じる。サウンド的には「何気なく過ぎ去る日々」のように鳴り響くシンセやBメロの裏で鳴る空間系ギターサウンドが清涼感を演出している。
2 Season

「眩しい10代の記憶」を回顧するようなバラードで歌詞にも「アルバム」「輝く季節」というワードが登場する(2:35〜)ギターソロは「叙情的なハードロックフレーズをJ-ポップ化」したようなものでありメロディックな旋律を奏でる。
3 君がいない (B-version)

リラックスした雰囲気のミニマムなアコギのコードワークを中心に展開されるヒットシングル。歌詞に登場する「君が嘘をつくなんてね」「刺激というスパイス」などのラインから考察すると、おそらくではあるが「無口な彼氏の浮気」によって関係が破綻した過去の恋愛テーマにしていると思われる。「君がいない」という虚無感さえ感じるワードをシンプルに歌い上げるサビでは、ボーカルラインの後ろで「君との思い出」のような華やかなホーンセクションが鳴り響き「君の不在」の大きさを逆説的に演出している。
4 In my arms tonight

チューブ(TUBE)のギタリスト・春畑道哉が作曲を担当したJ-ロックバラードで空間系のエフェクトをかけたギターサウンドが浮遊感を演出している。歌詞は「忘れられないあの人」に対するエモーショナルな思いをテーマにしたもので「揺れる想い」なるワードも登場する。
6 負けないで

「パステルカラーの季節に恋した彼」に対して「負けないで」とエールを送るヒットシングル。当時は「負けないで」というワードから受験生に対する応援歌的な扱いを受けていた。イントロでは何故か60年代サイケのようなキーボード(オルガンかも?!)が登場する。
7 Listen to me

分厚いベースラインがリフレインされる曲で「そよ風」のようなコーラスや「HEY!HEY!」という威勢の良い掛け声が曲にポップネスを与えている。歌詞は満員電車に揺られてオフィスに向かうOLの憂鬱な気持ちを代弁しつつも、エネルギッシュに「ありふれた日常のキャパシティを超えなくちゃ」と自分自身を奮い立たせるという内容。
9 I want you

「ハードでゴージャスなギターの刻み」と「アーバンな音響」が同居している曲で本作の中で最もロック的な熱を感じる事ができる。歌詞は「マンネリ気味の二人の関係性」を良い意味で壊したいという内容。
10 二人の夏

空間系のエフェクトをかけた透明なギターサウンドが印象的なセンチメンタル・バラード。歌詞はザード(ZARD)得意の「過去の回顧」をベースとしたものとなっており「夏を一緒に過ごした元カレ」をバス停で偶然見つけた主人公が、「あの頃には戻れない」というセンチメンタルを感じつつも、形はかわってしまったけど大事な人だからあなたの写真はずっとしまっておくという内容。

90年代にミリオンヒットを連発した音楽ユニット・ザード(ZARD)が初めてミリオンセラーを記録したアルバム。 サウンドは王道J-ロック・J-ポップをベースにしたものとなっており「強烈にノーマルなサウンド」である。ザード(ZARD)というユニットの魅力は「内向的な綺麗なお姉さん」坂井泉水の心のドアにアクセスしたような気分に浸れる過去の回顧をベースにした歌詞にこそあると筆者は考える。インターネットがま

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hideの死後に発売された傑作サイボーグロックアルバム。

ヘヴィでハードなサウンドに「おもちゃ」のようなポップネスを与えるhideのセンスは今作でも健在だが今作の最大の魅力は「頭の中に鮮明なストーリーがイメージできる詞の世界観」にこそあると思う。とりわけ「4 PINK SPIDER」の歌詞は秀逸で「閉ざされた狭い世界でしか生きられない者に対するアイロニーな歌詞にはhideの底なしの才能を感じる。hideは「ビジュアルショッカー」「サウンドメーカー」としてだけではなく「ストーリーライター」としての才能も一流である。

サウンドは前作よりもシンプルで音数が少なっている印象をもち「明確な答えが見えた」かのような迷いのなさを感じるものとなっている。hideが現在も存在していたら日本の音楽シーンはまた別のものとなっていたと断言してもいい。

    「要点」

  • ・今作の最大の魅力は「頭の中に鮮明なストーリーがイメージできる詞の世界観」
  • ・「4 PINK SPIDER」蝶からスパイダーに「知らぬが仏」と言わんばかりの辛辣なメッセージが送られる

「曲解説」

2 ROCKET DIVE
3 LEATHER FACE

「時空が歪んだような音響」を感じるヘヴィなインダストリアル・チューンでハードでミニマムベースリフが「地面をゴロゴロと転がる」ようにリフレインされる(2:18〜)突如「宇宙に迷い込んだ」ような浮遊感を感じる静パートが挿入されるが「頭の中を貫通する光」のような電子音の登場と共にすぐにヘヴィなサウンドに戻る。
4 PINK SPIDER

「頭の中に鮮明なストーリー」がイメージできる歌詞がとにかく見事でhideのストーリーライターとしての才能が発揮されている。歌詞の内容は嘘の網を張りめぐらし井の中の蛙状態のピンクスパイダーが、蝶の羽を頂きあの空に羽ばたこうとするという内容でhideの死後、様々な角度から注目された。サビではこれまでのハードなサウンドが嘘のように「晴れやかさ」を感じるストリングスが空間を舞いサビのインパクトを更に高めている(1:58〜)蝶からスパイダーに「知らぬが仏」と言わんばかりの辛辣なメッセージが送られる。
6 FISH SCRATCH FEVER

「明確な答えが見えた」かのように迷いがない直線的なリフロック。サビではSpread Beaverのメンバーによるスペーシーな質感のキャッチーなコーラスがhideのボーカルラインをサポートして、曲を更にノリの良いものにしている。
7 ever free

「光」のようなスピードを感じるカラフルなパンクチューン。「なくしてしまった初期衝動」と「まだ胸の中にある夢の続き」について言及した歌詞が「4 PINK SPIDER」同様に素晴らしく「消えていく最初のメモリー」なる歌詞は、エックスジャパン(X JAPAN)ファンに様々なイメージを与えるエモラインである。間奏部分では「サーフ・ミュージック」のようなギターサウンドと祝祭性強めのホーンセクションが曲を更に色鮮やかにしている。
8 BREEDING

「どんよりとした気怠さ」と「泥水」のような重さを感じるグランジチューン。イントロや間奏では珍しく「独り言」ようなニルヴァーナ(NIRVANA)流カッティングギターが登場。サビの歌詞にも「Breed」なるワードが登場する為「グランジに対する回答」的な立ち位置の曲であると思われる。※ニルヴァーナ(NIRVANA)の曲で「Breed」という曲がある※(4:20〜)最後に「ガラスの世界」のような透明なピアノの旋律が唐突に挿入され曲にミステリアスな影を与える。
9 HURRY GO ROUND

「牧場」のようなのどかさを感じるストリングスと「強風」のようなハードなギターサウンドが絡まる曲でサビに登場する「また春に会いましょう」なる歌詞は、卒業式のメッセージでヤンキーが書いていたと記憶している。やはりhideの歌詞は強烈に十代に突き刺さるようだ。

hideの死後に発売された傑作サイボーグロックアルバム。 ヘヴィでハードなサウンドに「おもちゃ」のようなポップネスを与えるhideのセンスは今作でも健在だが今作の最大の魅力は「頭の中に鮮明なストーリーがイメージできる詞の世界観」にこそあると思う。とりわけ「4 PINK SPIDER」の歌詞は秀逸で「閉ざされた狭い世界でしか生きられない者に対するアイロニーな歌詞にはhideの底なしの才能を感じる。h

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「1 ROCKET DIVE」
「並行移動のパワーコードリフ」を中心に展開されるご機嫌なラウドロックでギターフレーズは非常にシンプルなものとなっており「ギター初心者でもトライしやすいように」という「hideらしい十代に対する配慮」が感じられる。実際にこの曲にトライしたギターキッズは非常に多い(筆者も含む)

また本曲はエックスジャパン(X JAPAN)の解散から一ヶ月足らずというタイミングでリリースされており、エックスジャパン(X JAPAN)ファンに対する「クヨクヨせずに前に走り出そう」という無言のメッセージでもあると思われる。「だいたいおんなじ毎日」「何年待っても何も降ってこないんだろう」「高速の旅は一瞬のスパーク」という歌詞は「人生なんてどうせ、あっという間に終わるんだから「ロケット」みたいに突き進んじゃえよ!」という自己啓発的な内容となっており、親や教師の言うことを聞かない多くのティーンエイジャーに突き刺さったと思われる。

(2:35〜) 「稲妻」のようなイメージが頭に浮かぶシンプルな単音ギターソロは、一度聴いたら頭から離れないキャッチーさと「おもちゃ」のようなポップネスが混在しており「hide独自のセンス」を感じる。

「3 DOUBT (MIXED LEMONed JELLY MIX)」
サイボーグロックの名作をディープでスローに再構築しており原曲より「静寂なヴァース」と「狂乱のサビ」の対比を強調したアレンジとなっている(0:55〜、1:29〜)「螺旋階段を高速で転げ落ちる」ような質感のインダストリアルビートが炸裂(2:02〜)「fxxx up 」というhideのシャウトから原曲以上に鮮やかなサビに突入。リズムは「フロアが異常に凸凹した部屋」を連想するものとなっており、リスナーの脳にダイレクトに突き刺さる(2:36〜) 「お預けチワワのまんまじゃ」という可愛い歌詞と陰鬱なトリップホップ風サウンドとの対比が面白いパートが展開され「ヘヴィなサウンドが更にヘヴィに聴こえる」仕掛けとなっている。終盤は「頭のネジが外れた」ようなブチ切れたテンションで「DOUBT YOU」というフレーズが連呼される(3:55〜)hideのエフェクティヴな歪みボイスを「光のカッターで千切りにした」ようなパートが挿入される。最後の最後まで尖りすぎである。

    「要点」

  • ・「1 ROCKET DIVE」シンプルなギターサウンドでこの曲にトライしたギター初心者は非常に多い
  • ・「3 DOUBT (MIXED LEMONed JELLY MIX)」サイボーグロックの名作をディープでスローに再構築しており、 「静寂なヴァース」と「狂乱のサビ」の対比を強調したアレンジ

「1 ROCKET DIVE」 「並行移動のパワーコードリフ」を中心に展開されるご機嫌なラウドロックでギターフレーズは非常にシンプルなものとなっており「ギター初心者でもトライしやすいように」という「hideらしい十代に対する配慮」が感じられる。実際にこの曲にトライしたギターキッズは非常に多い(筆者も含む) また本曲はエックスジャパン(X JAPAN)の解散から一ヶ月足らずというタイミングでリリース

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