検索画面を消す
検索画面を消す
live at the indoor
音楽作品(アルバム/シングル)を「普通」「良作」「名作」「傑作」「神作」に分ける音楽レビューサイト
検索結果75件

カテゴリー「良作」のレビュー

97年にリリースされ当時賛否両論を巻き起こした3rdアルバム「Be Here Now」。1st2ndに存在していた「メロウな質感」が減少して「サウンドが重厚になりサイケ色」が強くなった。またジョン・レノンによる「金持ちは宝石を鳴らせ」というギャグと共振するようなアルバムジャケットにおける「露骨にビッグな佇まい」(車をプールに沈めるなどやりたい放題)がなんともセンスを感じる。

収録されている曲中5~6曲にアンプのハウリングが使われているこれは「グランジ」を意識したものなのだろうか?曲解説でも触れた通り今作はマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン(My Bloody Valentine)からの影響が確実にあると思われ「グランジ」や「シューゲイザー」をオアシス(Oasis)流サイケにアレンジしたというイメージの作品。

メインソングライターのノエル・ギャラガー(g)は本作を「最悪」だと言っている反面、リアム・ギャラガー(vo)は一番好きなアルバムだと言っている(wiki)というファン的にもリアクションの難しい作品。本作も間違いなく良い作品だが1st 2ndに比べれば色んな意味で敷居が高い(収録時間の長さ、重厚なサウンド)作品となっているので「じゃあ2nd聴こう♪」となる可哀想なアルバムという印象が残る。

    「要点」

  • メンバー間でも賛否両論
  • 重厚でサイケなサウンド
  • シューゲイザーからの影響を感じる

「曲解説」

1 D’You Know What I Mean?

これまでのオアシス(Oasis)と比べて音が格段に音が分厚くなっている。リズムも1音1音迫力がありサンプリングされた声も使われていたりこれまでのオアシスには希薄だったサイケな質感が魅力。曲のエンディングではマイブラッヴィバレンタインのような幻覚サウンドを聴かせてくれる。
2 My Big Mouth

アンプのハウリングから始まるオアシス流サイケなハードロック。「歪みが重ねられたサウンドレイヤー」はまるで「透明な壁」のようだ。1曲目2曲目を聴いて確信した「今作は絶対にシューゲイザーの影響を受けている」と。タイトルは自分自身(リアム(vo))の事を指しており少し自虐的。
4 Stand By Me

これもまたアンプのハウリングで幕を開ける曲。雄大なストリングスも導入されておりメロディックなボーカルラインも素晴らしい、、のだが、初めて名曲「Wonderwall」「Don’t Look Back in Anger」を聴いた時のような感動がない。。これがビックになるということだろうか?!今作が1st 2nd程の評価を得られないのはソングライティングのクオリティの問題ではなくリスナー側の慣れの問題のような気がする。。
7 Fade In-Out

本作の中で異色作と言える曲。幽玄なギターサウンドと不規則に飛び出す打楽器がインドを連想させる。ギターソロの後ろで鳴るエフェクトをかけたギターサウンドはまるでゾウの鳴き声のようだ。このあたりの質感はクーラシェイカーの影響かも?!いやジョージハリスンか、、。

97年にリリースされ当時賛否両論を巻き起こした3rdアルバム「Be Here Now」。1st2ndに存在していた「メロウな質感」が減少して「サウンドが重厚になりサイケ色」が強くなった。またジョン・レノンによる「金持ちは宝石を鳴らせ」というギャグと共振するようなアルバムジャケットにおける「露骨にビッグな佇まい」(車をプールに沈めるなどやりたい放題)がなんともセンスを感じる。 収録されている曲中5~

READ MORE

90年代を代表する「お騒がせ兄弟」ギャラガー兄弟率いるオアシス(Oasis)。本作は彼らのデビュー作であり大ヒットを記録した作品である。

90年代~00年代前半育ちの多くのロックキッズにとって「UKロック」の入り口となったオアシス(Oasis)。彼らは1st〜2ndアルバムで最高の輝きを放ち当時UKで社会現象を巻き起こした。

かつてブリットポップを取り上げた映画に出演したノエル・ギャラガー(g , vo)は「2ndを最高傑作と言う人が多いが1stアルバムこそオアシスのベスト」と言っていた。筆者は1stも好きだが2nd最高傑作派です。すみませんノエルさん。

    「要点」

  • UKロックのパブリックイメージを作り出したデビュー作
  • グランジ旋風に対するUKからの強烈なカウンター

「曲解説」

1 Rock ‘n’ Roll Star

「これぞUKロック、いやブリティッシュロック」というイントロで幕をあけ、「流麗なフレーズ」でも「耽美なマイナーコード」でも「ヘヴィなリフ」でもない、オープンコード主体のバッキングを中心に展開される。UKバンドにありがちな「アーティスティックな内省」を蹴散らすかのように「俺はスターになる」とE・YAZAWAばりに宣言するインパクト大の曲。
3 Live Forever

90年代UKロックのひとつの指標となり、UKロック=「曇り空のようなギター音色」というイメージが完全に刷り込まれた1曲。ボーカルラインのメロディーがただただ素晴らしく確実に一生残り続ける曲。
8 Supersonic

彼らが尊敬するストーン・ローゼズのような透き通るような透明感のある曲。リアム・ギャラガー(vo)特有のまとわりつくボーカルラインがまさにオアシス(Oasis)。
9 Bring It on Down

イントロはハウリングが響き、他の曲とは異なるエフェクターを使ったと思われる「歪み系」の曲。中間部ではボーカルにもエフェクトをかけ歪ませている。グランジ・オルタナ的なアプローチを意識したものなのだろうか?!気になるところ。
12 Slide Away

ポール・マッカートニー大絶賛(wiki)も納得のメロディックなボーカルラインを持つ曲。

90年代を代表する「お騒がせ兄弟」ギャラガー兄弟率いるオアシス(Oasis)。本作は彼らのデビュー作であり大ヒットを記録した作品である。 90年代~00年代前半育ちの多くのロックキッズにとって「UKロック」の入り口となったオアシス(Oasis)。彼らは1st〜2ndアルバムで最高の輝きを放ち当時UKで社会現象を巻き起こした。 かつてブリットポップを取り上げた映画に出演したノエル・ギャラガー(g ,

READ MORE

4thアルバム(オペラ座の夜 – A Night at the Opera (1975年))があまりに素晴らしかったので彼らのアメリカでのブレイクのきっかけともなった3rdアルバムをレビュー。

実験性の塊のような4thアルバム「オペラ座の夜 – A Night at the Opera」に比べればシンプルな構成の曲が多くアメリカのマーケットを意識したと思われるハードな曲も数曲収録されているが、コーラスをうまく絡めている点とメロディー自体が素晴らしい点から良質なポップソングとなっている。

モンスターアルバムを生み出す前の「クリエイティビティ大爆発」前夜という感じという印象を持つアルバム。

    「要点」

  • アメリカ進出を意識したハードな曲を収録
  • 「弾き過ぎない」ブライアン・メイ(g)
  • 「クリエイティビティ大爆発」前夜のような作品

「曲解説」

1 Brighton Rock

「賑わう港町」を思わせるSEではじまりハードロック的な刻みリフを中心に展開される疾走感がある曲。 そこに「幸福感」すら感じるフレディ・マーキュリーのボーカルが合わさる事で「これぞ!クイーン」としか言えない「風景の見える物語性のある音楽」になる。またブライアン・メイ(g)のエフェクティブなプレイはまるで「万華鏡」のようだ。
2 Killer Queen

サイケデリックな雰囲気のあるヒットソングで相変わらずコーラスワークが素晴らしい。この時代のギタリストでは個人的にブライアン・メイ(g)が一番好きだ。曲自体がしっかり機能するようにあまり弾き過ぎない点が素晴らしい。「弾き過ぎない」はイケてるギタリストの共通点だと思う。
4 Flick Of The Wrist

何かに追われるような切迫感と重さを感じる曲。サビではボーカルラインとカラフルなコーラスワークが重なり「開放感」を感じることができ、 サビが終わるとまた「切迫感と重さのある」展開に戻る。エンディングは「重さ」と「開放感」が同居した何ともいえないカオス感がある。
8 Stone Cold Crazy

アンプのハウリングのような音ではじまるクイーン流スラッシュメタルとも言える曲。ウォームなギターサウンドは健在で「メタル」な質感はない。今作の中で明らかに異質な1曲。

4thアルバム(オペラ座の夜 – A Night at the Opera (1975年))があまりに素晴らしかったので彼らのアメリカでのブレイクのきっかけともなった3rdアルバムをレビュー。 実験性の塊のような4thアルバム「オペラ座の夜 – A Night at the Opera」に比べればシンプルな構成の曲が多くアメリカのマーケットを意識したと思われるハードな曲も数

READ MORE

70年代に最も売れたエアロスミス(Aerosmith)作品「Rocks」。70年代末は「クイーン」「キッス」そして「エアロスミス」が洋楽三大バンドと呼ばれていたのだが、その中でも「エアロスミス」は80年代以降も売れ続け歴代でもトップクラスに売れたバンドとなった。

じっくり本作を聴き込んでみると「これは当然売れるだろう」と思わず納得してしまう内容となっている。ボーカルにしろギターにしろ「迷いがなく思い切りがよい」のだが、各パートが「自身のプレイをより曲を最大限に活かすこと」を第一に考えているという印象。

女性コーラスの起用やスティーヴン・タイラーのブルースに対する独自解釈(wiki)などから非常にダイナミックな作品となっておりハードロック的な「閉ざされた感」が微塵もない点が素晴らしい。

    「要点」

  • 70年代に最も売れたエアロスミス(Aerosmith)作品
  • 各パートが曲を最大限活かすプレイをしている
  • HR的な閉鎖感がなくラウドロックと言いたくなる

「曲解説」

1 Back in the Saddle

ミステリーで緊迫感のあるイントロをスティーヴン・タイラーの豪快なシャウトが切り裂きラウドな展開となる。同時期のハードロック系バンドと比較すると低音がしっかり聞えハードロックというよりかはラウドロックという言い方がぴったりな印象で弾けた思い切りのよさを感じる。

ボーカルラインやギターフレーズもパンチの効いたフレーズが多いが曲としてまとまりがあり、レッド・ツェッペリン(LED ZEPPELIN)やレインボー(Rainbow)などと比較するとストリート感のある音。
2 Last Child

ラップのように聴こえるボーカルラインが特徴の曲でハードな曲ではあるが不思議なリラックス感がある。
6 Nobody’s Fault

非常にラウドな曲なのだがサビに抜群のメロディーを持つボーカルラインが登場、ゴスペル風の女性コーラスと絡み合い天まで駆け上がるようなイメージが浮かんでくる名曲。UKのハード・ヘヴィ系バンドだとこのメロディーは出てこないだろうと思われる。
9 Home Tonight

ラストを飾るにふさわしい曲でエモーションナルでフックのあるサビが印象的。相変わらずゴスペル風の女性コーラスが良い仕事をしており曲全体を柔らかく包んでいる。

70年代に最も売れたエアロスミス(Aerosmith)作品「Rocks」。70年代末は「クイーン」「キッス」そして「エアロスミス」が洋楽三大バンドと呼ばれていたのだが、その中でも「エアロスミス」は80年代以降も売れ続け歴代でもトップクラスに売れたバンドとなった。 じっくり本作を聴き込んでみると「これは当然売れるだろう」と思わず納得してしまう内容となっている。ボーカルにしろギターにしろ「迷いがなく思

READ MORE

90年代に活躍したニルヴァーナ(Nirvana)やサウンドガーデン(Soundgarden)などのグランジ勢に多大な影響を与えたブラック・サバス(Black Sabbath)。ディープ・パープル(Deep Purple)とレッド・ツェッペリン(LED ZEPPELIN)を聴いた後にブラック・サバス(Black Sabbath)を聴くとどのように感じるのだろうか?!何故?!彼らがハードロックではなくヘヴィメタルの元祖を言われるのだろうか??聴いて確認してみた。

90年代ロック育ちの私からすると他のハードロックバンドと比べて非常に馴染みやすい音であるいうのが率直な感想。アルバムを通して聴いた感想としてはヘヴィな音をさらにヘヴィに聴かせる工夫や仕掛けが面白いバンドだと思った。wikiによると「人を怖がらせる音楽を作る」というコンセプトがあるらしいが、 この「コンセプトを持つ」を持つという視点がハードロックとヘヴィメタルの違いかもしれない。

    「要点」

  • グランジ勢に影響を与えたトニー・アイオミ(g)のリフ
  • 「コンセプト」があるヘヴィなバンド
  • ヘヴィな音をさらにヘヴィに聴かせる仕掛けや工夫

「曲解説」

3 Planet Caravan

南米の民族打楽器のような「ポン、ポン」というリズムの上を夢見心地でメロウなアルペジオとオジー・オズボーン(vo)のエフェクトのかかった揺れるボーカルが乗る。かすかに聴こえるハウリングから今後のハードな展開を予想してしまうが転調などはせず、そのままずっと夢見心地で淡々とした雰囲気の中で終わるという色んな意味で意表をつかれる展開。本アルバムの中で最も意外性のある曲。
4 Iron Man

ダークでおどろおどろしい雰囲気のギターリフは感覚的な話になるがアグレッシヴなロックンロール感はなくむしろ「鉛を引きずっている」かのような重さを感じる事ができる。また普通メロディックではないギターリフは頭に残り辛いがトニー・アイオミ(g)のダークで重いリフはすんなりと耳に残りスグに覚える事ができ不思議な「ポップ」さもある。
5 Electric Funeral

「4 Iron Man」を更におどろおどろしくしたワウ(おそらく)を使ったギターリフが曲を引っ張るが、2:20分頃に「これまでのリフ」が「これまでとは違うリフ」に突如バトンタッチされアグレッシヴな展開になるが、またスグにスローでおどろおどろしい展開になる。

90年代に活躍したニルヴァーナ(Nirvana)やサウンドガーデン(Soundgarden)などのグランジ勢に多大な影響を与えたブラック・サバス(Black Sabbath)。ディープ・パープル(Deep Purple)とレッド・ツェッペリン(LED ZEPPELIN)を聴いた後にブラック・サバス(Black Sabbath)を聴くとどのように感じるのだろうか?!何故?!彼らがハードロックではなく

READ MORE

1 13 14 15