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live at the indoor
音楽作品(アルバム/シングル)を「普通」「良作」「名作」「傑作」「神作」に分ける音楽レビューサイト
検索結果56件

カテゴリー「普通」のレビュー

HIP HOPグループ/パブリック・エナミー(Public Enemy)との共演でいち早く「ラップ×メタル」を発明し90年代ミクスチャー勢に少なからぬ影響を与えたと言われるアンスラックス(ANTHRAX)の代表作。

筆者が昔愛読していたロッキングオン誌でアンスラックス(ANTHRAX)のインタビューを読んだ事がある。「メンバー全員レディオヘッドが好き」と言っていたのが印象的で「メタルバンドなのにレディオヘッド好きなんだ?!」と思った記憶がある。本作を聴いてジャンル(メタル)に縛られないフリーな発想を感じたので、メンバー全員が「レディオヘッドが好き」な事も特段驚くべき事ではない。

    「要点」

  • 元祖「ラップ×メタル」
  • ザクっとしたストリート感のあるギターリフ

「曲解説」

1 Among the Living

スローな展開から唐突にハードコアっぽくなったと思えばまた唐突にスローになるを繰り返す曲。ギターリフはヘヴィなのだが覚えやすくキャッチー。「意外性のある転調」や「リズムや弾き方の唐突な変化」は素晴らしいヘヴィメタルバンドの常套手段だと思うのだが、ここまで性急で唐突なリズムパターンの変化や転調はあまり聴いた事がない。
3 I am the Law

90年代ヘヴィロックに通じるザクっとしたストリート感あるリフが、ずっしりとしたリズムと合わさり淡々と展開される。「時代を先取りした曲だな」と思っていた矢先、ラスト2分を切ったあたりで唐突にバグった速度のスラッシュメタルにかわる。
7 One World

終始怒涛のメタルサウンドが鳴り響くのだが、ダークさやメタル的な箱庭感をあまり感じさせないボーカルの声とアグレッシヴな掛け合いの叫びコーラスなどもあり「メタルを聴いている」という感じがあまりせずキャッチーさがある。
8 A.D.I./Horror of it All

オリエンタルな弦楽器のような音色のアルペジオではじまり「ドドド〜」という歪み音が聴こえてきてヘヴィな曲に変貌。その後も例のごとく唐突な「変化」を繰り返すという曲

HIP HOPグループ/パブリック・エナミー(Public Enemy)との共演でいち早く「ラップ×メタル」を発明し90年代ミクスチャー勢に少なからぬ影響を与えたと言われるアンスラックス(ANTHRAX)の代表作。 筆者が昔愛読していたロッキングオン誌でアンスラックス(ANTHRAX)のインタビューを読んだ事がある。「メンバー全員レディオヘッドが好き」と言っていたのが印象的で「メタルバンドなのにレ

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アメリカのスラッシュメタル四天王(かっこいい)のバンドであるメガデス(Megadeth)が親日家マーティ・フリードマン(G)在籍時の1990年にリリースした代表作。

メガデス(Megadeth)のコンセプトは「インテレクチュアル(知的な)スラッシュメタル」(wiki)であり、本作を聴いてみて他のメタルバンドを凌駕する「細やかさ」と「一筋縄ではいかない複雑な展開」を感じた。他のメタルバンド(メタリカ(Metallica))が「やらない事」「出来ない事」を追求しているかのようなアブノーマルさが彼らのデフォルトなのだろう。意地でも「普通のメタル」なんてやるもんか!という気迫を感じる。

    「要点」

  • デイヴ・ムステイン(g)は元メタリカという経歴
  • アブノーマルな凝ったスラッシュメタル

「曲解説」

1 Holy Wars…The Punishment Due

ツインギターの絡みが秀逸な曲。途中で唐突にスパニッシュギターの調べが入りそこからスローでヘヴィになるという展開。この曲のリフを聴いて他のメタルバンドとの違いは何だろう?!と考察していると一人のギター(デイヴ・ムステイン(g))がメインリフ弾き、そのリフに気の利いた合いの手を入れるというパターンが多いという印象。合いの手をを入れているのは(日本でもおなじみのマーティ・フリードマン(g))、マーティ・フリードマン(g)のこの辺りの「細やかさ」が日本の音楽や文化にハマる素養なのかもしてれないなと思った。
2 Hangar 18

メタルらしくないソニックユースを連想するカオス感のあるコード進行で幕を開ける。ギターソロがこれから絶頂に向かおうとする部分(2:50分)で「バトンタッチ」と言わんばかりに唐突にリズムパターンが変わるという「凝りに凝られた、ひねくれた展開」がインパクト大。ギターソロはハードコアみたいなリフをバックに流麗でテクニカルなフレーズが炸裂。
4 Five Magics

ダークなベースフレーズと世紀末感漂うギターフレーズと音色で淡々と展開されるのだが、2:00分頃からスラッシュメタルに切り替わり2:50頃にはディープなメタルに変わる。「もうこのまま最後まで進むだろう」と思っていると3:40頃には「いつの間にか」またスラッシュメタルになっているという手品のような曲。
5 Poison Was The Cure

「ダダッ、ダダッ、ダダー」というミステリー小説のような雰囲気のベースフレーズではじまるが1:00頃からリズムがマーチ風になりそこからスラッシュメタルに変貌する曲。
9 Rust In Peace…Polaris

手数の多い変拍子のドラムに一癖ある様々なギターリフが一体となり迫り来る曲。この曲も4:00分頃に「曲が終わった」思わせてからより複雑なリズムとなったメタルサウンドが響き渡るという凝った展開。

アメリカのスラッシュメタル四天王(かっこいい)のバンドであるメガデス(Megadeth)が親日家マーティ・フリードマン(G)在籍時の1990年にリリースした代表作。 メガデス(Megadeth)のコンセプトは「インテレクチュアル(知的な)スラッシュメタル」(wiki)であり、本作を聴いてみて他のメタルバンドを凌駕する「細やかさ」と「一筋縄ではいかない複雑な展開」を感じた。他のメタルバンド(メタリカ

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音楽やメタルやバンドにに興味がなくても誰もが知っているデーモン小暮閣下率いる聖飢魔II。日本の音楽マーケットにおいてメタルでCD(当時レコードかな?!)を10万枚を初めて売り上げたアーティストはラウドネスでもVow Wowでもなく聖飢魔IIだった。(wiki)

歌舞伎のようなビジュアルや無理矢理感満載のキャラ設定などが話題になる事が多いと思うが、メタル・ハードロック(というか歌謡曲以外全て)がさっぱりセールスに繋がらない時代に一部の人たちから嘲笑されながらもサバイブした悪魔達、素直にリスペクト。

    「要点」

  • 歌詞は「悪魔」だがボーカルラインのメロディーは「歌謡曲」
  • 日本のマーケットにおいてメタルではじめて10万枚以上のセールス

「曲解説」

2 地獄の皇太子

シンフォニックなメタルサウンドに乗せてデーモン小暮閣下が歌う。歌詞の内容は正に「地獄」なのだがボーカルラインのメロディーは「あれっ?!どこかで聴いた事があるような?」「もしかして、あずさ二号では?!」と思わず感じてしまう昭和の歌謡テイストなのである。このあたりのポジティヴな意味でのギャグ性に頭の良さを感じられずにはいられない。
4 X・Q・JONAH

「夢見心地な井上陽水風の歌謡曲」と「悪魔のハードロック」を行ったり来たりする曲。洋楽のスラッシュメタルで「アコースティクな展開」から「ハードなメタル」という展開という曲はあるが歌謡曲から「ハードなメタル」という展開は色んな意味で日本人にしか出来ない。

日本の音楽マーケットでヘヴィメタルで初めて10万枚を売り上げたのは聖飢魔IIらしい(wiki)ビジュアルとキャラだけではなくしっかりとメタルとしても差別化されているのはさすが。
9 DEAD SYMPHONY

ブラックサバスのような重たいリフを中心に展開される。ぶっ飛んだ歌詞としは裏腹に基本に忠実なヘヴィメタル。
10 終曲:BATTLER

デーモン小暮閣下が「不吉な光」について言及するという内容。悪魔である事をいい事に無理難題を人間達に押し付けるギャグ曲

音楽やメタルやバンドにに興味がなくても誰もが知っているデーモン小暮閣下率いる聖飢魔II。日本の音楽マーケットにおいてメタルでCD(当時レコードかな?!)を10万枚を初めて売り上げたアーティストはラウドネスでもVow Wowでもなく聖飢魔IIだった。(wiki) 歌舞伎のようなビジュアルや無理矢理感満載のキャラ設定などが話題になる事が多いと思うが、メタル・ハードロック(というか歌謡曲以外全て)がさっ

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正統派すぎるメタルサウンドとギャグ要素満載の歌詞を組み合わせたパイオニア的存在(フォロワーがいるのかは不明)であるセックス・マシンガンズ(SEX MACHINEGUN)の1stアルバム。おそらく彼らが「正統派メタルサウンド」に乗せて「正統にヘヴィーメタル的な事」を歌っていたらセールス的な成功はなかったと思われる。

それ位に90年代末はメタルバンドにとって暗黒の時代でありメジャーシーンで活躍し順調にセールスを伸ばしているメタルバンドなど皆無であった。筆者が高校生の時に今作がリリースされたのだが音楽にあまり興味があるように見えない同級生がセックス・マシンガンズ(SEX MACHINEGUN)を熱心に聴いていた。

興味を持つ入口が「ギャグテイストのある歌詞」であったとしても、そこから音楽にもしっかりと興味を持っていたのでセックス・マシンガンズ(SEX MACHINEGUN)のサウンドがいかにクオリティが高いのかが分かる。

    「要点」

  • 正統派メタルとギャグ要素満載の歌詞
  • メタル暗黒時代を生き抜いた戦略性

「曲解説」

1 SEX MACHINEGUN 超高速のギターリフとAnchang(vo,g)のシャウトではじまる歌詞の詳しい内容は正直よくわからないがG行為をテーマにしていると思われる「お前の力で掴むんだ」というフレーズはなんとなく元気がでる。何を使むのかはわからないが。。。サウンド的にはガチガチのスラッシュメタルで完成度の高さがヤバい。
5 桜島

まさにこれから噴火しそうな気がする「ドコ、ドコ」としたドラムから曲がはじるコーラスでは「ドカン、ドカン、ドカン」と連呼されるがこのパターンは次作アルバムに収録されている「みかんの歌」での「みかん、みかん、みかん」でも使われ事になる。こちらも歌詞はギャグだがガチガチのスラッシュメタルが炸裂する。
7 ファミレス・ボンバー

待てど待てど来ない注文の品と彼女に対する怒り爆発の曲で主人公の怒りを見事にサウンド表現している。「怒り爆発」というフレーズの後にまともすぎる叙情系ギターソロが登場。ちょっと笑える展開なのだが冷静に考えてみると「フィクションに対する感情」よりも現実のファミレスの料理が出る出ないというどうでもいい事に感情が動くのが人間。

正統派すぎるメタルサウンドとギャグ要素満載の歌詞を組み合わせたパイオニア的存在(フォロワーがいるのかは不明)であるセックス・マシンガンズ(SEX MACHINEGUN)の1stアルバム。おそらく彼らが「正統派メタルサウンド」に乗せて「正統にヘヴィーメタル的な事」を歌っていたらセールス的な成功はなかったと思われる。 それ位に90年代末はメタルバンドにとって暗黒の時代でありメジャーシーンで活躍し順調に

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メロディック・スピード・メタルの創始者ジであるジャーマン・メタルバンド「ハロウィン(Helloween)」の最高傑作と言われる作品。以前から「ハロウィン(Helloween)」の名前は知っていて機会があれば聴きたいなと思っていた。

何故?!これまでヘヴィメタルを聴いてこなかった筆者がこのハロウィンの名前を知っているのかと言うと、これまでに「XJAPANはハロウィン(Helloween)に強い影響を受けている」と指摘する人が何人かいたし、口の悪い人は「真似をしている」と言っていた。

コワイモノ見たさ半分で聴いてみたが、聴いた感想としては正にメロディックでスピード感のあるメタルであり、多くの曲で聴けるボーカルラインのメロディーは大陸的な広がりを見せ、メタル的な「短い言葉のリフレインによるリフ的」なものとは正反対である。

本作を聴いて見た感想として音楽的にXJAPANにそこまで似ているとは思わないのだが、メタルという音楽を過剰にコアな音楽だと捉えずに多くの人に届くようにメロディーを大事にしているという点は共通項かもしれない。サウンド自体はテクニカルでメタルなのだがボーカルラインのメロディーがしっかりとあり、ある種の爽快感すら感じてしまった。

    「要点」

  • XJAPANとの共通点はほとんどない
  • 大陸的な広がりを見せるボーカルラインのメロディー

「曲解説」

4 Rise and Fall

日本語でJ-POP風にアレンジして90年代の日本の音楽シーンでリリースすれば売れたであろう曲。サビのボーカルラインが少し日本語みたいに聴こえる。
5 Dr. Stein

重低音が心地よく本作の中で最も正統派メタルな曲。ライトハンド奏法(シンセかも?!)によるギターワークも聴きどころ。ギターソロ後にシンセが入ってきて曲全体をスペーシーな雰囲気にしている。
6 We Got the Right

ダークでスローなイントロがしばらく続くので「おやっ!?バラードかな」と思った矢先、地獄のメタルサウンドに変貌する曲なのだがボーカルの歌い方や声のトーンがサウンドに寄り添っていない。多くのボーカリストは作曲者の意図や曲の展開や雰囲気によって歌い方やトーンを変化させるものだが、このボーカリストは完全に「我が道を行くタイプ」でありどのような曲であっても自分の声が最も活きる歌い方とトーンを実践する人なのだと思う。このあたりのボーカルのキャラは正にXJAPANとは正反対。
7 March of Time

スラッシュメタルな1曲なのだがフックがあり思わず口ずさみたくなるボーカルラインが特徴。ザクザクしたスラッシュメタルのサウンドであれば、「がなるような歌い方」や「小刻みなリフ的歌唱法」を試したくなるものだと思うが、ここでもやはり大陸的な広がりのあるボーカルラインをハイトーンで歌い上げる。

メロディック・スピード・メタルの創始者ジであるジャーマン・メタルバンド「ハロウィン(Helloween)」の最高傑作と言われる作品。以前から「ハロウィン(Helloween)」の名前は知っていて機会があれば聴きたいなと思っていた。 何故?!これまでヘヴィメタルを聴いてこなかった筆者がこのハロウィンの名前を知っているのかと言うと、これまでに「XJAPANはハロウィン(Helloween)に強い影響を

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