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live at the indoor
音楽作品(アルバム/シングル)を「普通」「良作」「名作」「傑作」「神作」に分ける音楽レビューサイト
検索結果56件

カテゴリー「普通」のレビュー

ジャパニーズロックの土台を作り後続に多大すぎる影響を与えたボウイ(BOØWY)のデビューアルバム。

「スタジオに行って演奏しただけ状態のサウンドクオリティに布袋寅泰が失望した」という逸話がある。 本作の反省を活かして布袋寅泰がスタジオワークに本格的に意識を向けはじめるキッカケになった。本作の存在なくして色んな意味で後のボウイ(BOØWY)サウンドは存在しない為、まさに原点と言えるアルバムである。

本作はボウイ(BOØWY)が6人編成の時にリリースされた唯一のアルバムであり、サウンドのクオリティに関しては後のアルバムと比較した場合に明らかに劣る事は間違いないのだが、「学校」「教師」「サラリーマン」に対する「強烈なフラストレーション」を叩きつける衝動的でパンチの効いた歌詞がプラスティックで未完成なパンク風サウンドを強引に引っ張っているようなイメージである。

「サラリーマンを小馬鹿にした歌詞」で溢れる本作を現在リリースすれば間違いなくSNSで大炎上するであろう。また布袋寅泰(g)のギターワークもまだ本領を発揮しているとは言えず、おそらくではあるが「パンク以降」の流れ中でまだ「明確な答え」が見えていないという印象を受ける。

    「要点」

  • ・「スタジオに行って演奏しただけ状態のサウンドクオリティに布袋寅泰が失望した」という逸話がある。
  • ・「サラリーマンを小馬鹿にした歌詞」で溢れる本作を現在リリースすれば間違いなくSNSで大炎上するであろう。

「曲解説」

2 IMAGE DOWN

「平行移動のコード進行」によって構成されるイントロのギターリフが印象的なボウイ(BOØWY)の代表曲。 ドラムのビートはまるで「ロボットのパンチ」のようにタイトである。歌詞の内容は「尻の軽い女に対する強烈な皮肉とディスり」であり、「英語数学まるでダメだけどあっちのほうはインテリジェンスかい?!」というラインには何とも言えないユーモアがある。終盤は熱量を増したビートの上で氷室京介(vo)がタイトルである「IMAGE DOWN」というフレーズを「鬼」のように連呼する。
3 SCHOOL OUT

偉そうに説教してみても結局は「自分の身の保身以外何も考えていない先公」(ツッパリ的に言う)に対する苛立ちを元不良の氷室京介(vo)が「決まったレールの中でズレちゃう不良達」の代わりに吐き捨てるシンプルなパンクチューン。布袋寅泰(g)のギターフレーズはシンプルではあるが他のパンクギタリストにはありえない色彩を感じる(1:57〜)何から何まで処分で片付ける学校という名の腐ったシステムに対して氷室京介(vo)が「怒りを通り越した哀れ」をもって「本当の事を見失うぞ」と警告する静のパートが挿入される。
4 ÉLITE

腐りきったエリートサラリーマンに対する怒りをぶちまけたパンクチューン。氷室京介(vo)はサラリーマンをした事がないのに何故?!ここまで生々しい歌詞を書けるのだろうか?!。おそらくであるが、氷室京介(vo)という人は音楽云々ではなく「フラストレーションをブチまける為の手段」としてロックに興味をもったのではないだろうか?!教師やサラリーマンなど「自分には到底理解が及ばないこれらの人たちに対する嫌悪」が若かりし頃の氷室京介(vo)に大きなイマジネーションとある種のモチベーションを与えたに違いない。
6 NO N.Y.

「女神」のようなbeauty faceをもつ女を愛してしまった男の心情を歌っているプラスティックなフィーリングのポップチューン。「あいつを愛したらNY、NY」というラインは今聴いても全く意味不明である。歌詞はサックスプレイヤーである深沢和明が担当。下世話な話ではあるが、深沢氏はこの曲の作詞印税だけで相当な額を手にしているハズである。
7 MASS AGE

布袋寅泰(g)のギターが「90年代UKギターロック」のような音色を聴かせる珍しいタイプの曲。歌詞は「腰を下ろすのはまだまだ先」なるラインなどからおそらくではあるが、腐ったサラリーマンを強烈に小馬鹿にしたものであると思われる。まくし立てるような氷室京介(vo)のボーカルのバックでは牧歌的とも言える深沢和明(sax)のサックスが響き渡る(1:20〜、2:10〜)「woo、woo、woo、woo」という布袋寅泰(g)のコーラスは少し狂気じみた脱力感を感じる(1:40〜)「ミスターダウンピッキング」こと松井常松(b)がスラップを披露する立体的なベースソロを奏でる。
9 RATS

調子の良い時だけ「飲み行こう」などと言ってきて都合が悪くなれば「知らんフリ」という、よくありがちなサラリーマン上司を完全に小馬鹿にしている曲。サウンドは最小限の音数で構成されており、松井常松(b)の立体的なベースラインが非常によく目立つ。所々でエレクトロニカのような透明な電子音が登場し曲に色彩を与えている。この電子音の配置は「音楽的多重人格」を自称する布袋寅泰(g)のチョイスによるものであろう。
10 MORAL

「人間の暗部」にスポットを当てた歌詞は現在ではリリースが難しい類であり、正直そう何度も聴くような内容ではないが、おそらくではあるが「人の不幸に群がるマスコミ」や「偽善者」を痛烈に皮肉った内容であると思われる。おそらくではあるが、現在の氷室京介(vo)はこの曲をリリースした事を後悔しているであろう。
11 GUERRILLA

「9 RATS」同様にサラリーマンを完全に小馬鹿にしている曲。「山ほど仕事が待っているのか、いないよな」というラインは働くふりだけしている「働かないおじさん」の腐った実情をズバリ指摘している。また仕事終わりのビアホールで「振り向く女は会社の仲間さ」というラインはコント的であり「頭を使った覚えはないのさ」「悩む事などありもしないのさ」などのラインはやりすぎでもはや笑えない。氷室京介(vo)のサラリーマンに対する嫌悪感と苛立ちは相当なものである。
13 ENDLESS

「魔界の入り口に立っている」かのような不穏な音響を前面に押し出したシュールとしか言いようのない曲。 (0:20〜)透明でメロウなポップソングに移行するまさかの展開を見せ、氷室京介(vo)の歌声は「教師やサラリーマンに対する苛立ちを吐き捨てた人物」と同様とは思えない程に優しくそして温かい。

ジャパニーズロックの土台を作り後続に多大すぎる影響を与えたボウイ(BOØWY)のデビューアルバム。 「スタジオに行って演奏しただけ状態のサウンドクオリティに布袋寅泰が失望した」という逸話がある。 本作の反省を活かして布袋寅泰がスタジオワークに本格的に意識を向けはじめるキッカケになった。本作の存在なくして色んな意味で後のボウイ(BOØWY)サウンドは存在しない為、まさに原点と言えるアルバムである。

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ヒップホップ風の「ない」で韻を踏む掛け合いのボーカルラインが印象的な曲。

ゴージャスなシンセサウンドを中心に展開されるカラフルでスペーシーなAメロと「確かな足音」のようなディープなベースラインが存在感を放つBメロを中心に展開される。Bメロのボーカルラインはヒットソングとは思えない程に非ポップで「ギターリフ」のようである。また所々でサイケなハードロック風サウンドを取り入れている点もこの曲の特徴と言えるだろう。

歌詞は「満場一致の美少女」に対する熱い気持ちを歌っており「君が欲しい」という「河村隆一ばりにド直球なフレーズ」でグイグイと攻め倒すものとなっているが、やはりそこはさすがのシーシービー(C-C-B)。不思議と全くシリアスな匂いを感じさせない(1:20〜、3:14〜)「目の前がパッと開ける」ような空間的なサビが「隠しアイテム」のように登場。「女が強く、男は優しい現代風を憂う」歌詞を笠浩二(dr , vo)が軽やかに歌い上げる。

(2:57〜)シーシービー(C-C-B)らしからぬ本格的なハードロックギターソロが登場、フレージング・音色共に叙情的であり「むせ返るように熱い砂漠の街」を連想する内容となっている。終盤は「I want you」というフレーズを笠浩二(dr , vo)が数え切れない程に連呼する。

    「要点」

  • ・ヒップホップ風の「ない」で韻を踏む掛け合いのボーカルラインが印象的
  • ・「満場一致の美少女」に対する熱い気持ちを「君が欲しい」という河村隆一ばりにド直球なフレーズでグイグイと攻め倒すが全くシリアスな匂いを感じさせないシーシービー(C-C-B)マジックを堪能できる

ヒップホップ風の「ない」で韻を踏む掛け合いのボーカルラインが印象的な曲。 ゴージャスなシンセサウンドを中心に展開されるカラフルでスペーシーなAメロと「確かな足音」のようなディープなベースラインが存在感を放つBメロを中心に展開される。Bメロのボーカルラインはヒットソングとは思えない程に非ポップで「ギターリフ」のようである。また所々でサイケなハードロック風サウンドを取り入れている点もこの曲の特徴と言え

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日本の音楽シーンにおいてバクチク(BUCK-TICK)と共に「インダストリアル・ボディミュージック」からの影響を色濃くサウンドに反映させた先駆的ユニット/ソフトバレエ(SOFT BALLET)のデビューアルバム。

ほとんど全ての曲に「立体的」「凸凹」と形容したくなる潤ったビートを導入しており「ダークで怪しげなサウンド」ではあるのだが不思議な躍動感を感じるというタイプの曲が多い。本作を聴く限りではこのソフトバレエ(SOFT BALLET)というユニットはハナから「ダークでダンサブルなボディ・ミュージックをやる」為に結成されたのでは感じる。それ位に全ての曲に統一された空気感がある。また多くの曲でアシッドハウス的な音響を導入しており曲に躍動感を与えている。アシッドハウス・ムーブメントがソングライターである藤井麻輝・森岡賢に与えた影響は決して少なくないであろう。

コンセプトが明確である種「カチッ」としたサウンドとは反対に遠藤遼一(vo)のボーカルはある時は「ラッドテイストな野太い声」であり、またある時は「ねっとりとしたナルシズムを感じるもの」となっており良い意味で自由気ままな印象を受ける。

    「要点」

  • ・「インダストリアル・ボディミュージック」からの影響を色濃くサウンドに反映させた先駆的ユニット
  • ・「ダークで怪しげなサウンド」ではあるのだが不思議な躍動感を感じる

「曲解説」

1 BODY TO BODY

神秘的な音響と立体的なダンスビート、「金属」を叩いたようなインダストリアの響きが印象的なヒットシングル。ダークなサウンドとは裏腹に遠藤遼一(vo)のボーカルはラッドテイストな野太い声となっている。「デュリーダン、デュリーダン」と聴こえるファンキーなコーラスはインパクト大(2:08〜)アシッドハウスを思わせる潤った音響に包まれ「鳥の鳴き声にエフェクトをかけた」ような電子音が存在感を放つ。
2 HOLOGRAM ROSE

「激しい雨」のようなドラムサウンドの上にイマジネーション豊かなカラフルな電子音が踊る激しいエレクトロポップ。この曲でもアシッドハウスを思われる「スライム」のようなビートが曲に躍動感と潤いを与えている。
3 WITH YOU

「カメラのシャッター」を思わせる効果音がリフレインされ「地下室」のような不穏な空気が濃厚に漂う曲。終盤は「不穏な空気」と「享楽的でカラフルな音響」が混ざり合う展開となっている。時折「ビーム」のようなギターサウンドが挿入される。
5 KO・KA・GE・NI

「テクノポップ」のような東洋音階と「空を舞う」ような浮遊感が印象的な曲。歌詞を見てみると「赤い丘を過ぎる雲」なるフレーズが登場し、遠藤遼一(vo)のボーカルは「ねっとりとしたナルシズム」を感じるものとなっている。
6 L-MESS

「怪しい宴」をインダストリアル・ボディミュージックで表現したようなイメージの曲。エフェクトのかかったボーカルは恐怖感が強調されており「呪縛」のようである。「鳥の鳴き声を電子音に変換した」ようなイメージのアシッドハウス的アプローチと「硬質な箱を強パンチで殴る」ようなシンプルなビートが印象的である。
7 SPINDLE

「凸凹したモノトーンなフロア」を連想するビートオリエンテッドな曲。この曲でも「ジャングルにいるような錯覚を覚える」アシッドハウス的な潤った音響を導入している。歌詞は他の収録曲同様に意味深なものとなっているが、おそらくエロティックな内容であると思われる。
9 EARTH BORN

「氷の迷宮」のような冷気を感じる耽美チューン。「冷たいクリスタル」を連想するシンセとパンチの効いたビートを中心に構成されるシンプルなサウンドとなっているが「万華鏡」のようにカラフルなイメージが頭の中に浮かぶ曲となっており、リスナーのイマジネーションを刺激する。
10 BLACK ICE

「7 SPINDLE」同様に「凸凹したモノトーンなフロア」を連想するビートが存在感を放つアッパーチューン。アルバムの中で最もアッパーな曲をアルバムの最後に配置するセンスに「相当なひねくれ」を感じる。シンセサウンドは「デパートの屋上で催されるヒーローショー」のような華やかさを感じるさせ、 終盤は低音が強調された展開となり生ドラムの連打やインダストリアル・ビートなども挿入される。

日本の音楽シーンにおいてバクチク(BUCK-TICK)と共に「インダストリアル・ボディミュージック」からの影響を色濃くサウンドに反映させた先駆的ユニット/ソフトバレエ(SOFT BALLET)のデビューアルバム。 ほとんど全ての曲に「立体的」「凸凹」と形容したくなる潤ったビートを導入しており「ダークで怪しげなサウンド」ではあるのだが不思議な躍動感を感じるというタイプの曲が多い。本作を聴く限りではこ

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「LOVE」をテーマにした大ヒット・デビューアルバムから4年の時を経てリリースされた2ndアルバムでタイトル通り「LOVE」を更に深くディープに掘り下げた内容となっている。

1stアルバムで印象に残った「少年時代の恋愛感情」にスポットを当てた歌詞は今作でも健在で「5 君の前でピアノを弾こう」などはその流れで書かれた歌詞であろうと思われる。本作で「河村隆一=ラブソング」というパブリックイメージが良くも悪くも出来上がった。それ位、過剰かつストイックに「恋愛」をだけを歌っている作品である。

反面、1stアルバムで「絶妙なスパイス」として機能していたナルシズムは後退しており、メッセージ性やパブリックイメージは全く異なるのだが全ての曲で尾崎豊的な「ありのままの俺」という潔さを感じさせる。この「バランス」や「周囲の目」を一切気にしない孤高のスタンスはある種、神の域である。「恋愛」のみを歌いきった本作の後、河村隆一は一体どこに向かうのだろうか?!

    「要点」

  • ・過剰かつストイックに「恋愛」をだけを歌っている作品
  • ・「バランス」や「周囲の目」を一切気にしない孤高のスタンスはある種、神の域
  • ・1stアルバムで「絶妙なスパイス」として機能していたナルシズムは後退

「曲解説」

1 Nē

「答えが見えず、求めるほど苦しくなる恋愛」を柔らかいアコースティックサウンドにのせて河村隆一がエモーショナルに歌い上げる。歌詞には「失うものなどないから」というラインが登場するが、この「失うものはない」というスタンスはルナシー(LUNASEA)のヒットシングル「STORM」でも歌われている。
2 in the sky

「君と僕」を「光と影」に見立て「近づくほど奪い合う」と表現するラブソング。サウンドは「どこまでも続く曇った夏の日の空」のような質感のギターポップである。冒頭の「壊れたメロデイー、この世界を」という不可思議な響きが曲にシリアスな風を運んでくる。
3 Tomorrow

軽やかで清らかな風を感じるポップチューン。リズムは終始リラックスしたゆったり感があり、時折挿入されるミニマムなシンセサウンドが曲に清涼感を与えている。「2 in the sky」における「壊れたメロディー」が嘘のように「素敵なメロディー」というラインが登場する。
4 forget about you

「誰もいない秋の海辺」のようなセンチメンタルを感じる曲。控え目でアダルトなギターのカッティングが「過ぎ去った夏の日」のように響き渡る。歌詞は「鮮やかにみえた君が心からまだ消えなくて、ここ(海)に来てしまう」というニュアンスであり、ヒットシングル「6 BEAT」同様に過去の恋愛に密接にリンクする海を訪れている。
5 君の前でピアノを弾こう

キラキラしたオルゴール風のSEで幕をあけるポップソング。ジャジーなピアノを中心に展開される静のサウンドにのせて「少年時代」のようなシャイな恋愛感情を歌い上げる(2:35〜)「今夜ピアニストになる」というフレーズをファルセットで歌い上げ、そこから「黄昏」のようなサックスソロが展開される。
7 my first love

クラシカルな弦楽器がゆったり美しい旋律奏でる「コクのある上質なワイン」のような静かなサウンドにのせて「切ない初恋」を思わせる歌詞を河村隆一が軽やかに歌い上げる。ルナシーのアルバム/SHINEがリリースされた1998年〜終幕する2000年までの間に頻繁に使われたワード「輝く」がこの曲でも登場する。また「離さないで」「連れて行って」という受け身なラインから、女性目線で描かれた歌詞なのでは?という気がする。本曲は元SPEEDの上原多香子に歌われてヒットを記録した。
10 静かな夜は二人でいよう

「君の扉は開かない」と認識しつつも「抱きしめさせて」と強く願望するエゴイスティックな愛情を熱くエモーショナルに歌い上げるクラシカルなバラード。 「傷ついても、傷つけても構わない」というスタンスはルナシー(LUNASEA)の終幕アルバム「LUNACY」に収録されているハードなロックチューン「a Vision」と共通するものである。
11 恋をしようよ

「あなたの恋を探します」というニュースキャスター風の声で始まるメロウなギターポップで「恋をすると人は詩人」になるそうです。「幻想」というワードも登場するがルナシー(LUNASEA)時代とはまるで異なる響きをもっている。
13 憂鬱

タイトル通り「張り詰めたシリアス感」を演出するピアノインスト。ピアノの旋律はまさに「憂鬱」を具現化したような質感である。
14 ジュリア

ファミコンゲーム風のハッピーな電子音で幕をあける軽やかなギターポップ。 歌詞は「伝えたい思いで溢れる恋愛」について。

「LOVE」をテーマにした大ヒット・デビューアルバムから4年の時を経てリリースされた2ndアルバムでタイトル通り「LOVE」を更に深くディープに掘り下げた内容となっている。 1stアルバムで印象に残った「少年時代の恋愛感情」にスポットを当てた歌詞は今作でも健在で「5 君の前でピアノを弾こう」などはその流れで書かれた歌詞であろうと思われる。本作で「河村隆一=ラブソング」というパブリックイメージが良く

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これは本当にルナシー(LUNASEA)のRYUICHIなのか?!と多くの人に衝撃を与えたミニアルバム。おそらくではあるが「これまでの自分をぶっ壊す」「ルナシー(LUNASEA)と同じ事は絶対にしない」「非音楽ファンを自分に振り向かせる」などがテーマになっていると思われる。

ワクワク感が強調されたポップソング「2 BALLOON」では「君がふくシャボン玉の中に閉じ込められたみたい」なる歌詞が登場しルナシー(LUNASEA)ファンの度肝を抜く。かつて「コンクリートの部屋の中、外を見る事さえできずに」という暗黒モダンな歌詞を歌っていた、かつてRYUICHIの姿はこの曲にはない。しかし反面「7 SE,TSU,NA,」では都会の事を「掃きだめみたいなこんな街」と表現しており、ルナシー(LUNASEA)の名曲ROSIER同様に都会に対するアンチテーゼは不思議と一貫されている。(※ROSIERでは都会の事を「輝く事さえ忘れた街」と表現)

本作は(というか河村隆一のソロ全般)ルナシー(LUNASEA)のオールドファンを中心に賛否両論があると思うのだが「過去やこれまでの実績にしがみつく気は一切ない姿勢」「良い意味でファンの期待を裏切ってやろうという心意気」「自分がやりたい事を素でやる、だって自分の人生だもん的ナチュラルさ」を貫くことは非常に勇気がいることであり素直にリスペクトすべきだと筆者は思う。

「ロック=常に変化し続ける」と定義づけるなら河村隆一ほどロックなミュージシャンはいないのでは?!という気もある意味ではする。

    「要点」

  • ・「これまでの自分をぶっ壊す」「ルナシー(LUNASEA)と同じ事は絶対にしない」などがテーマであると思われる
  • ・「7 SE,TSU,NA,」ではルナシー(LUNASEA)の名曲ROSIER同様に都会を「掃きだめみたいなこんな街」とディスっている

「曲解説」

1 TWINKLE

揺らめくサイケサウンドと渋いサックスが「黄昏」のように漂う曲。歌詞に「ロマン」というワードが登場するが、ルナシー(LUNASEA)の名曲END OF SORROWとは全く異なるポップでノーマルな響きがある。歌詞は色んな意味でルナシー(LUNASEA)のボーカリストRYUICHIとしては歌えない内容となっており「朝が来るまであきれる位に星を数え、夢を語りあう」という真っ直ぐ過ぎる内容となっている。
2 BALLOON

「待ちわびた夏休み」のようなワクワク感を感じるポップソング。「君がふくシャボン玉の中に閉じ込められたみたい」というなんとも言えない歌詞が登場しこれは本当にルナシー(LUNASEA)のRYUICHIなのか?!と一瞬疑ってしまう内容となっている。
4 REAL

「クリスタル」のような透明感を感じる音響に包まれて「何かが壊れてしまった若者のヤバいリアル」を河村隆一が抜群の歌謡性で歌い上げるフォークバラード。
5 RED

物悲しくダークなストリングスが「中華のミステリアスなおとぎ話」のようなムードを醸し出すバラードで、よく聴いてみるとリズムはインダストリアル風の歪んだものとなっている。
7 SE,TSU,NA,

「駆け足」のようなスピードを感じるギターポップにのせて河村隆一が「愛や夢をなくした人々」に対して「周囲に流されず目的をもって生きろ!」と喝をいれる内容となっている。そう「人生は思っているよりきっと短い」のだから。ルナシー(LUNASEA)の名曲ROSIERでは都会の事を「輝く事さえ忘れた街」と表現しているが、この曲では「掃きだめみたいなこんな街」と表現している。サウンド・歌詞共にルナシー(LUNASEA)とは大きく異なるが、都会に対するアンチテーゼだけは不思議と一貫している。

これは本当にルナシー(LUNASEA)のRYUICHIなのか?!と多くの人に衝撃を与えたミニアルバム。おそらくではあるが「これまでの自分をぶっ壊す」「ルナシー(LUNASEA)と同じ事は絶対にしない」「非音楽ファンを自分に振り向かせる」などがテーマになっていると思われる。 ワクワク感が強調されたポップソング「2 BALLOON」では「君がふくシャボン玉の中に閉じ込められたみたい」なる歌詞が登場しル

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