「曲解説」
2 SEE THE SKY 〜1999...月が地球にKISSをする〜
壮大なボーカルラインとロックのような直線的ビートを感じるアップテンポの曲でサビのボーカルラインはYU-KI(vo)と小室哲哉によるデュエットである。(1:28〜,3:29〜) 「静かな夜」のような空間に「嘆きのような呟き」と「優しい光が降り注ぐ」ようなコーラスが登場(2:48〜)カラフルなビートと地を這うベースラインが曲にスピードを与える(3:15〜)マーク・パンサーによるラップが登場、wikiで調べるとゲスト出演しているとの事。
3 masquerade
ソウル色の強いアダルトさと歌謡テイストが混在しているインパクト大の曲(0:35〜)サイケなギターフレーズと直線的に攻めるホーンサクションがオリエンタルなムードを醸し出す(1:36〜)熱量MAXの歌詞を歌うボーカルラインのバックでは所狭しとパワフルなベースラインが動き回りサビをよりエモーショナルなものにしている(2:28〜)「沈む夕日」のようなアルペジオが哀愁をもって鳴り響く。全体を通してパワフルなドラムが曲を引っ張る為、ゴージャスなソウルのようなサウンドではあるがコクのあるグルーヴを持つハードロックを聴いたような感覚に陥る。
4 FUNKY M
パワフルなドラムと立体的でモノトーンなベースラインで構成されるリズムの上でDJ KOOとSAMによるラップが披露されるファンキーチューン(1:29〜,3:04〜,3:51〜)サビのボーカルラインはDJ KOOが「WOO FUNKY M」というフレーズを連呼するというインパクト大の内容(1:45〜)「カラフルなグミ」のような質感の電子音が曲にポップネスを与える。終盤はゴージャスなホーンサクションの上を「濃厚な煙」のようなサイケギターが漂う。
5 CRAZY GONNA CRAZY
「待ちわびたデート」のようにカラフルに弾けるテクノポップ。「ソウルフルな女性コーラス」「断片的なホーンサクション」が曲を華やかに彩り、歌詞の内容は「片思い中のロマンティックな妄想」のようなイメージ(4:12〜)「crazy」というフレーズを連呼するDJ KOOの我流ラップはインパクト大でファンキーである。
6 Destiny to Love (愛する運命)
「メランコリックな昼下がり」のような雰囲気をもつアッパーチューン。「南米の山脈」を連想するラテンなギターサウンドとパーカッションが時折挿入される。この曲でもソウルフルな女性コーラスを大胆に導入しており曲に華やかさを加えている。
8 Let it go! (tribal dAnce)
「絨毯にのって空を飛んでいる」ような浮遊感を感じる曲でリズムは「縮れたような歪み」を感じさせるものとなっている。中盤以降はサンバ的なリズムアプローチも加わりDJ KOOの熱量も高まっていく。
10 dAnce is my Life系
「賑わう休日の渋谷」を思わせるSEから始まるドリーミーなポップソング。コミカルでアニメティックなボーカルラインがインパクト大で色んな言葉に「系」をつける言葉遊びも展開される。サウンドは宙に浮いたアシッドハウスのような浮遊感がある。
11 ENGAGED
パワフルなドラムとブルージーな泣きのギターソロをフィーチャーしておりドラマティクなハードロックバラードのような熱量をもつ曲。YU-KI(vo)のボーカルはロック的な熱量を感じさせるものとなっている。最後はこれまでの激情が嘘のような静寂に包まれる。
12 Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜
ファンキーなブラックミュージックを総動員したエネルギッシュでファンキーな名曲。パワフルなドラム、華やかでゴージャスなコーラス・ホーンサクションが印象的でサビは力強さと灼熱の優雅さを感じる神ラインとなっている。