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live at the indoor
音楽作品(アルバム/シングル)を「普通」「良作」「名作」「傑作」「神作」に分ける音楽レビューサイト

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音楽性の違いによりディープ・パープル(Deep Purple)を脱退したリッチー・ブラックモアが新たに結成したバンド/レインボー(Rainbow)。

ディープ・パープル(Deep Purple)と比べるとブルース色が大幅に薄れ「テクニカルの追求」そしてヘヴィメタル的な「シンフォニックさ」「壮大さ」「中世ヨーロッパ感」などを感じる事ができ、「破壊的な勢い」ではなく「メロディー」や「旋律」や「世界観」を重視するヘヴィメタルバンドに多大な影響を与えたと思われる作品。機材にも相当拘ったと思われる超絶ギターソロを聞かせたりとやりたいことをやりきった1枚である。

    「要点」

  • シンフォニックで壮大で中世ヨーロッパ的な音
  • 旋律を重視するHRバンドに多大な影響を与えた

「曲解説」

1 Tarot Woman

「ドラクエの魔法ルーラ(瞬間移動できる 魔法)」を思わせる時空をこえたようなシンセの音で幕を開け、その後、ギターとシンセはランデヴーを続け る。この曲の「 ダカ、ダカ、ダカ、ダカ」という単音リフは後のスラッシュメタルの「ザクザク刻みリフ」の原型では?を という気がする。
5 Stargazer 

壮大で少し不穏なシンフォニックなストリングスが流れ、曲のちょうど中間に位置するギターソロは「エジプトの神殿」を思わせるような音色。終始ながれる中世のような雰囲気が印象的な曲。
6 A Light in the Black

ディープ・パープルの名曲「Highway Star」のように高速なドライブを連想する疾走感ある曲。リッチー・ブラックモアが奏でる「タッタラー、タッタラー」というギターリフはサーフミュージックのように軽やかで非常にキャッチー。また今作のギターソロー(シンセの可能性もあり)は76年という時代を考えるととんでもなくアバンギャルドなもので「バグった画面をスターを手にしたマリオが疾走してラスボスを倒し、次は荒野をヨッシーに乗って激走する」かのような展開でまさにやりたい放題。ギターソロの時間は3分半にも及ぶ。

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