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live at the indoor
音楽作品(アルバム/シングル)を「普通」「良作」「名作」「傑作」「神作」に分ける音楽レビューサイト
検索結果40件

タグ「HR/HM」のレビュー

再結成前にリリースされた最後のオリジナルアルバムでありデッドエンド(DEAD END) のキャリアの中で「最高傑作」との呼び声も高い傑作4thアルバム。

前作を聴いて感じた「密室感」が大幅に後退し「ダークではあるのが空間的な広がりを感じるサウンド」を聴かせてくれる。 本作における足立祐二(g)のギタープレイはもはや「神の域」であり、ルナシー(LUNASEA)やラルク アン シエル(L’Arc〜en〜Ciel)に多大な影響を与えたであろうと思われる。「耽美」「ミステリアス」と形容したくなるアルペジオがほとんど全ての曲で登場して一筋縄ではいかないマニアックな雰囲気を醸し出している。特に「1人V系ツインギター」と表現したくなる「2 SLEEP IN THE SKY」は全てのV系ファン必聴である。

80年代ハードミュージックとUKニューウェイブを掛け合わせた方法論は、鳴っているサウンドは異なるがUSオルタナの創始者の1つである「ジェーンズ・アディクション(Jane’s Addiction)」に近いものがあると感じる。

    「要点」

  • ・「ダークではあるのが空間的な広がりを感じるサウンド」
  • ・「1人V系ツインギター」と表現したくなる「2 SLEEP IN THE SKY」は全てのV系ファン必聴

「曲解説」

1 I WANT YOUR LOVE

ドラムンベース風のドラムプレイで幕をあける浮遊系ギターロック。「大空を駆け巡る」伸びやかなボーカルラインと「アンプ直」のようなウォームな歪みが心地よいギターサウンドを中心に展開される曲でタイトルは「MORRIE(vo)らしからぬノーマル」なものとなっている。サビでは足立祐二(g)のアンビエントなアルペジオが曲にミステリアスな空気感を与えている。
2 SLEEP IN THE SKY

ルナシー(LUNASEA)のプログレ曲「serach for reason」におけるツインギター・アプローチに多大な影響を与えたと思われる足立祐二(g)のギタープレイが素晴らしすぎる耽美チューン。「神秘的でミニマムにループされるアルペジオ」「ウォークでコクのあるトーン」「幽玄で半透明な煙を連想するギターサウンド」などを自由自在に操る様はまさに「1人V系ツインギター」と言っても過言ではない。
3 BABY BLUE

コクのあるベースラインが目立つシンプルなリフロックではあるのだが、時折挿入される「脳みそをグシャグシャとかき乱す」ような刻むギターリフと「迷宮」のようなアルペジオが圧倒的な存在感を放っている(2:05〜)「忍者」のようなダークさと瞬間的なスピードを感じるCRAZY COOL- JOEのベースソロが披露される。最後は「途切れたメロディー」のように唐突な静寂に包まれる。
4 SO SWEET SO LONELY

ユートゥー(U2)彷彿のディレイサウンドが存在感を放ち「恍惚の光」を感じられるバラード。歌詞の内容は「愛しすぎるが故に破滅に向かう2人」と言ったところだろうか。この曲のギターソロの音色はどこかグレイ(GLAY) に近い響きがある。
5 CRASH 49

「砂の街」のようなオリエンタルな響きが印象的なアルペジオがループされるダークソング。歌詞は「砂の街」とは正反対の「CRASH」した内容で「コンピユータゲームと現実がごっちゃ混ぜになった」ようなカオティックなものである。
7 HYPER DESIRE 

デッドエンド(DEAD END)流パンクソング。リスナーのイマジネーションを刺激する足立祐二(g)のギター音色が、シンプルなこの曲に「アバンギャルドでカラフルな色彩」を与えている。
9 I SPY

ゆったりとしたヘヴィリフと高速の早弾きフレーズが印象的なメタルチューン。「Am I a spy? Are you a spy? Who is a spy?」という掛け声コーラスが珍しく?!「健全なハードロック的ワイルドさ」を醸し出している。
10 I’M IN A COMA

終幕感を感じる音響と眩しすぎる光が同居しているミドルテンポの耽美チューン。ボーカルラインは「しなやか」という表現がピッタリな上質なものとなっており、途中から「どこからどこまでがサビなのか」が分からなくなる程である。MORRIE(vo)のボーカルラインの後ろで「螺旋階段」のようなディレイサウンドが鳴り響き曲にミステリアスな深みを与えている。
11 SERAFINE

文学性を感じる歌詞がとにかく素晴らしい名バラード。歌詞の内容はおそらくではあるが「解散」と大いにリンクしていると思われ、空に浮かぶ「あの船」とは日本の音楽シーンの事で「オマエ」とはMORRIE自身がかつて憧れたアーティストの事ではないだろうかと筆者は考える。メジャーシーンで活動する中で感じた虚しさなどをキッカケに「オマエのもと=アメリカに行きたい」という決意をMORRIEは固めたのではないだろうか?!

再結成前にリリースされた最後のオリジナルアルバムでありデッドエンド(DEAD END) のキャリアの中で「最高傑作」との呼び声も高い傑作4thアルバム。 前作を聴いて感じた「密室感」が大幅に後退し「ダークではあるのが空間的な広がりを感じるサウンド」を聴かせてくれる。 本作における足立祐二(g)のギタープレイはもはや「神の域」であり、ルナシー(LUNASEA)やラルク アン シエル(L’

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ヘヴィメタルの中に耽美派ニューウェイブの要素を大胆に反映させた独自すぎるメタルサウンドが後に続くV系アーティスト達に多大な影響を与えたジャパニーズ・ヘヴィメタルの異端児/デッドエンド(DEAD END)

本作はそんな彼らの3rdアルバムとなっており「狂気的で摩訶不思議な歌詞」と「耽美的で退廃的なメタルサウンド」が見事に融合されている。

河村隆一、hyde、清春などの「V系レジェンド達」に多大すぎる影響を与えたMORRIEのボーカルは耽美的でありながらも「どこまでも続く地平線」のように力強く、本作に収録されている某曲などは「これボーカルhytdeじゃない?!」と聴き間違いしてしまう程である。また「ヘヴィだが空間的な広がりを見せるギターリフ」「異空間のようなミステリアスさを醸し出す耽美なアルペジオ」などを自在に操り、良質なV系ツインギターサウンドを1人で演っているような足立祐二(g)のギタープレイはギターキッズ必聴である。

デッドエンド(DEAD END)の存在がなければ「90年代V系」は存在しなかったと断言でき、ミュージシャン限定で言うとその影響力は日本におけるギターロックの雛形を作ったボウイ(BOOWY)以上かもしれない?!

    「要点」

  • ・「狂気的で摩訶不思議な歌詞」と「耽美的で退廃的なメタルサウンド」が見事に融合されている
  • ・デッドエンド(DEAD END)の存在がなければ「90年代V系」は存在しなかったと断言できる

「曲解説」

1 EMBRYO BURNING

「魔界」のような質感のヘヴィなギターリフが、他のジャパニーズ・ヘヴィメタルバンドとは一線を画するヘヴィメタル・チューン。サビのボーカルラインの後ろでは「蜃気楼」のようなシンセ(ギターの可能性もある)が透明に響き渡る。MORRIEのボーカルはパワフルでありながらも耽美的であり素晴らしいの一言である。
2 JUNK

ヘヴィリフがゆったりとリフレインされるスローテンポの曲。MORRIEのボーカルはおどろおどろしいものとなっている。歌詞の内容は「シュールを超えた不気味さ」を感じるものとなっており、「ばらばらの肉体が宙ぶらりんになり」などは中々出てこないラインであると思う。
3 NIGHT SONG

「強打」のようなドラムプレイと浮遊感を感じるヘヴィリフが疾走感を演出するハードチューン。サビではキュアー(CURE)を彷彿とさせる耽美でミステリアスなアルペジオが登場し曲を立体的にしている(2:13〜)ギターソロはテクニカルなものとなっており「ヘヴィメタル」ではあるのだが「V系的な狂ったフィーリング」を確かに感じる事ができる内容となっている。本曲で聴ける足立祐二(g)のプレイは「ルナシー(LUNASEA)のツインギターを1人で演奏した」ようなイメージであり効果的に「ヘヴィネス」と「耽美」を曲に提供している。
4 SERPENT SILVER

スラッシュメタルのようなスピードを感じるニューウェイブ・メタル。この曲でもキュアー(CURE)彷彿の耽美的なアルペジオが導入されている。歌詞は意味深とした言いようがない内容だが「神々しい光」というラインは、河村隆一とhydeに多大な影響を与えたと思われる。
6 LUNA MADNESS

ウォームで立体的なベースラインが非常に目立ち、耽美なUKポップをデッドエンド(DEAD END)流にアレンジしたような曲。歌われている内容は狂気的なものっているが、歌詞の内容とは裏腹にMORRIEのボーカルは「耽美的に揺れる」ように歌われており逆説的に狂気を表現していると思われる。
8 BLOOD MUSIC

ブルージーなハードロックテイストを感じるハードな曲で本作に収録されている曲の中で「最もグルーヴを感じる」事ができる。MORRIEのボーカルもワイルドさが強調されたものとなっており「デッドエンド(DEAD END)」のヘヴィメタル的側面を強調したようなイメージの曲である。
10 I CAN HEAR THE RAIN

泣きのギターフレーズで幕をあける疾走系・耽美チューン。この曲で聴く事ができる足立祐二(g)のプレイは、ジョニー・マー/ザ・スミス(The Smiths) を彷彿とさせる流麗なものとなっている。反面、ギターソロは高速早弾きを盛り込んだエモーショナルなものとなっておりハードロック的な熱量を感じる。

ヘヴィメタルの中に耽美派ニューウェイブの要素を大胆に反映させた独自すぎるメタルサウンドが後に続くV系アーティスト達に多大な影響を与えたジャパニーズ・ヘヴィメタルの異端児/デッドエンド(DEAD END) 本作はそんな彼らの3rdアルバムとなっており「狂気的で摩訶不思議な歌詞」と「耽美的で退廃的なメタルサウンド」が見事に融合されている。 河村隆一、hyde、清春などの「V系レジェンド達」に多大すぎる

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「1 THE LAST SONG」
「激動の過去を静かに冷静に振り返る夜」のような雰囲気が漂う再結成前のラストシングル。

ピアノの旋律は「自分の命はそう長くないと悟った老人」のようにゆったりとそして深い響きをもっており、ストリングスは「星さえも見えない都会の夜」のようにディープである。歌詞は生々しく、そして繊細なものとなっており「血まみれになりながらも激動の音楽シーンを駆け抜けたYOSHIKIの心の葛藤と傷」が描かれているのだが「傷つくだけ傷ついてわかったはずの答えをどうしてまだ問いかけてる」というラインをTOSHI(vo)が歌うとまた別の意味合い(洗脳の団体とX JAPANの間で揺れる心)にも聴こえるから不思議である。「繊細な感情を全て絞り出した」この歌詞は非常に美しく、そう何度も出てくるような内容ではないと思われる。

またこの曲はエックスジャパン(X JAPAN)の曲ではあるのだがYOSHIKIによる「シリアスな語り」が曲の中で大きなウエイトを占めておりTOSHIのボーカルが聴けるのはサビのみとなっている。だが、この曲におけるTOSHIのボーカルは登場時間こそ短いが過去最高レベルにエックスジャパン(X JAPAN)ファンの心に突き刺さる(3:12〜)ギターソロはhide(g)が最も得意とする「ボーカルとバトンタッチして続きのメロディーをギターで歌う」メロディックなものとなっており孤独に震えるYOSHIKIを眩しい光で包み込む。

(6:25〜)BLUE(悲しみ)、RED(怒り)を見たYOSHIKIが濡れたままの心で次章に進もうとするが、やはり心の葛藤と傷は消えずに最後まで明確な答えを見つけられないという「内省の極み」のような歌詞が続き出口は見えない。終盤は「自分の命はそう長くないと悟った老人」が青春時代を思い出し1人で海辺を散歩するようなイメージで淡々とそして静かにピアノの旋律だけが鳴り響く。

    「要点」

  • ・「傷つくだけ傷ついてわかったはずの答えをどうしてまだ問いかけてる」というラインをTOSHI(vo)が歌うとまた別の意味合い(洗脳の団体とX JAPANの間で揺れる心)にも聴こえるから不思議である。
  • ・血まみれになりながらも激動の音楽シーンを駆け抜けたYOSHIKIの心の葛藤と傷が描かれている歌詞が秀逸

「1 THE LAST SONG」 「激動の過去を静かに冷静に振り返る夜」のような雰囲気が漂う再結成前のラストシングル。 ピアノの旋律は「自分の命はそう長くないと悟った老人」のようにゆったりとそして深い響きをもっており、ストリングスは「星さえも見えない都会の夜」のようにディープである。歌詞は生々しく、そして繊細なものとなっており「血まみれになりながらも激動の音楽シーンを駆け抜けたYOSHIKIの心

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X JAPANのカリスマギタリストhideのソロデビューアルバムであり「インダストリアル」「オルタナ」「グランジ」などのハードな歪みを大胆に取り入れた作風となっている。

hideの魅力はエッジのたったサウンドやマニアックな響きを主にしたサウンドを作りつつも、そこに「おもちゃ」や「ゲームセンター」のようなポップネスを反映できる点であろう。80年代UKギターポップのような「4 EYES LOVE YOU <T.T.VERSION>」ワルツ調のギターサウンドを響かせる「8 A STORY」などはhideの音楽的なキャパシティーの大きさを感じさせる。

「2 DICE」「13 TELL ME」のギターソロはエックスジャパン(X JAPAN)風のハモリフレーズでありhideからエックスジャパン(X JAPAN)ファンに対するプレゼントのようであり、「14 HONEY BLADE」における「神登場のミステリアスな語り」は後輩であるルナシー(LUNASEA)に対するhideからの「愛のあるイジリ」であると思われる。

    「要点」

  • ・エッジのたったサウンドやマニアックな響きを主にしたサウンドを作りつつも、 そこに「おもちゃ」や「ゲームセンター」のようなポップネスを反映
  • ・「2 DICE」「13 TELL ME」のギターソロはエックスジャパン(X JAPAN)風のハモリフレーズ

「曲解説」

1 PSYCHOMMUNITY

X JAPANのメジャーファーストアルバム「BLUE BLOOD」に収録されているオープニング「PROLOGUE (〜WORLD ANTHEM)」を思わせる曲で、「中世ヨーロッパに建てられたドイツの古城」のような叙情性を放つHRインスト。
2 DICE

当時の日本のメジャーシーンでは「斬新すぎたインダストリアル・ビート」を大胆に反映させたファストチューン。ギターサウンドは「金縛りのようなメタリックな音響」となっており「叩きつけるような直線的なビート」が大きな存在感を放っている。歌詞は「目の前にうつる全てが化け物に見える」尖ったセンスをもつ異端な10代に対するメッセージソングのようなイメージで「世間や大人に縛られず自分の思い描く花を咲かせればいい」という内容(1:10〜)「13 TELL ME」同様にX JAPAN風の流麗なハモリギターソロが登場(2:28〜)「ピィ〜、ピィ〜」というフィードバックノイズが鳴り響き最後までアグレッシヴに攻めきる。
4 EYES LOVE YOU <T.T.VERSION>

「80年代UKギターポップ」のような透明感とメロウネスを感じる曲だが歌詞には「絶望」や「狂気」という過激な言葉が登場して不思議なミスマッチがある。この曲のクリーンなギターフレーズはX JAPANでは聴けない類のものであり当時ファンに大きな衝撃を与えたハズだ。
5 D.O.D.(DRINK OR DIE)

ザクザクしたスラッシュメタル・リフが空間を切り裂く凶暴なハードコアチューン。hideの声にもエフェクトがかけられており、サビではhideが得意としている「早口呪文歌唱」が冴え渡る。「2 DICE」同様に海外のインダストリ系アーティスト/ミニストリー(Ministry)からの影響を感じる「コアなインダストリ感」を導入しているが「おもちゃ」のようなポップネスも同時に感じる事ができる曲となっている(1:54〜)ブレイクの後、BPMが倍速位に速くなりスラッシュに畳み掛ける。
7 DOUBT <REMIX VERSION>

「サイバーな爆発」のような強烈な歪みが炸裂するサイボーグロックの名曲。終始「分厚いモザイク」のような音響感でhideのボーカルにはやはりエフェクトがかけられており間違いなく「シラフではないブチ切れたテンション」で狂ったように畳み掛ける。「俺とよく似た歌うたい」なる歌詞からおそらくではあるが、自分(hide)のスタイルを表面的になぞってアナーキーを気取っている痛い人達を痛烈に批判していると思われる。そんな気がする。
8 A STORY

「よく晴れた夏の日のメランコリックな思い出」のような浮遊系バラード。ワルツ調の流れるようなアコースティックサウンドを導入しており、hideの音楽的なキャパシティーの大きさに驚く。
9 FROZEN BUG ’93 <DIGGERS VERSION>

「壊れたラジオ」のような無秩序な歪みが歪(いびつ)な空間を構築する曲。ボーカルラインは「ミニマムなヘヴィリフ」のようだし、サウンド的にも「かき混ぜたグランジロック」のようなイメージなのだが不思議とポップな響きを感じるhideマジックを堪能できる(2:35〜)「悲鳴を洗濯機にぶち込んだ」ようなアバンギャルドノイズが登場、その後は「享楽的なバカンス」のようなトロピカルサウンドが鳴り響きアクセントとなる。
11 BLUE SKY COMPLEX

タイトル通り「BLUEなSKY」を連想するホーンセクションを大胆にフィーチャーしており、アグレッシヴなハードサウンドとホーンセクションが「仲良く喧嘩している」ようなイメージの曲で「音同士が殺しあわないギリギリの距離感」が面白い。
14 HONEY BLADE

「穏やかヴァース」→「アグレッシヴなサビ」に移行するグランジソング(2:15〜)ルナシー(LUNASEA)のインディーズ時代の名曲「CHESS」における 「ダークでミステリアスな語り」と共通する語りパートが挿入される。「神」というフレーズも登場。。hideによる愛のある後輩イジリだと思われる。
15 50% & 50% <CRISTAL LAKE VERSION>

ラテン調のアコースティックサウンドが印象的なリミックス。牧歌的なバイオリンの音色や軽やかなパーカッションの響きが「田舎の花畑」のような空気感を醸し出しす(3:52〜)「のどかな空気」を引き裂くように突如、アグレッシヴなハードサウンドが鳴り響く展開はインパクト大。

X JAPANのカリスマギタリストhideのソロデビューアルバムであり「インダストリアル」「オルタナ」「グランジ」などのハードな歪みを大胆に取り入れた作風となっている。 hideの魅力はエッジのたったサウンドやマニアックな響きを主にしたサウンドを作りつつも、そこに「おもちゃ」や「ゲームセンター」のようなポップネスを反映できる点であろう。80年代UKギターポップのような「4 EYES LOVE YO

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「踊れるハードロック」(wiki)をテーマに作成されたミニアルバム。

「1 孤独のRunaway」
「コクと潤いのあるウォームなギターサウンド」「高層ビルを連想するゴージャスなホーンセクション」「切れ味抜群のボーカル」という初期ビーズ(B’z)の特徴が理想的なバランスで融合された曲でビーズ(B’z)のキャリアの中でも指折りの名曲である。

歌詞の内容は「後悔は少なめの人生」を送っている主人公が多少なりとも世間や他人の目を気にしている自分自身に対して「自分がやりたいこ事をやれよ!」と喝を入れるような自己啓発的内容となっている。本曲で聴ける松本 孝弘(g)のギターサウンドは筆者が知る限りTAK史上最高のプレイであると感じる(2:34〜)ギターソロは「都会の狂騒」を思わせる「うねるサイレン」のようなフィーリングである。

「2 Mars」
砂漠とピラミッドを連想する「神秘的でミステリアスなアルペジオ」をバックに稲葉浩志(vo)が淡々とした語りを聴かせるというマニアックな曲で「B級V系アーティスト的な雰囲気」を醸し出してはいるものの「軌道修正」というワードが稲葉浩志(vo)のまとも過ぎる人柄を表している。深読みかもしれないがこの曲の歌詞は田舎の母親に向けたポエム的なものではないだろうか?

「3 Loving All Night 〜Octopus Style〜」
「Black Album」以降のメタリカ(Metallica)のようなディープでスローなヘヴィロックだが随所で登場する清涼感を感じるシンセサウンドがハードロック匂を中和させている。本曲を聴いてふと思ったのだがビーズ(B’z)は「売れる曲を作っている」というより、どのようなタイプの曲でも「自分たちの中にある理想のバランス」を描いているような気がするのだ。本曲で聴ける「ラップ風歌唱」「強烈なシャウト」「ヘヴィなリフ」などは当時の音楽マーケットにおいては「非売れ線要素」であると思われるが「そんなの関係ない」と言わんばかりに「圧倒的な正解」として鳴り響く。

「4 Love & Chain 〜Godzilla Style〜」
「カラフルな装飾感」を感じるアーバンな質感のシンセロック。本曲のギターリフは「名脇役」のようなスタンスで軽やかなメロディーを奏でるボーカルラインに対して合いの手を入れるようなものとなっている。反面、ギターソロは主張しまくりで「濃厚でハードなブルース」といった趣のプレイを聴かせてくれる。

「5 LADY NAVIGATION 〜Cookie & Car Stereo Style〜」
カラフルで軽やかなポップソングにハードなギターサウンドを絡めたヒットシングル。歌詞は英語詞となっているが「公園のベンチ」や「ソフトクリーム」という英語ワードは出てこない。外国人に伝わりやすいように言葉のフレーズもアレンジしていると思われる。

    「要点」

  • ・踊れるハードロック(wiki)をテーマに作成されたミニアルバム
  • ・「1 孤独のRunaway」はビーズ(B’z)も持ち味が理想的なバランスで融合した名作

「踊れるハードロック」(wiki)をテーマに作成されたミニアルバム。 「1 孤独のRunaway」「コクと潤いのあるウォームなギターサウンド」「高層ビルを連想するゴージャスなホーンセクション」「切れ味抜群のボーカル」という初期ビーズ(B’z)の特徴が理想的なバランスで融合された曲でビーズ(B’z)のキャリアの中でも指折りの名曲である。 歌詞の内容は「後悔は少なめの人生」を送

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