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live at the indoor
音楽作品(アルバム/シングル)を「普通」「良作」「名作」「傑作」「神作」に分ける音楽レビューサイト
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タグ「HR/HM」のレビュー

音楽やメタルやバンドにに興味がなくても誰もが知っているデーモン小暮閣下率いる聖飢魔II。日本の音楽マーケットにおいてメタルでCD(当時レコードかな?!)を10万枚を初めて売り上げたアーティストはラウドネスでもVow Wowでもなく聖飢魔IIだった。(wiki)

歌舞伎のようなビジュアルや無理矢理感満載のキャラ設定などが話題になる事が多いと思うが、メタル・ハードロック(というか歌謡曲以外全て)がさっぱりセールスに繋がらない時代に一部の人たちから嘲笑されながらもサバイブした悪魔達、素直にリスペクト。

    「要点」

  • 歌詞は「悪魔」だがボーカルラインのメロディーは「歌謡曲」
  • 日本のマーケットにおいてメタルではじめて10万枚以上のセールス

「曲解説」

2 地獄の皇太子

シンフォニックなメタルサウンドに乗せてデーモン小暮閣下が歌う。歌詞の内容は正に「地獄」なのだがボーカルラインのメロディーは「あれっ?!どこかで聴いた事があるような?」「もしかして、あずさ二号では?!」と思わず感じてしまう昭和の歌謡テイストなのである。このあたりのポジティヴな意味でのギャグ性に頭の良さを感じられずにはいられない。
4 X・Q・JONAH

「夢見心地な井上陽水風の歌謡曲」と「悪魔のハードロック」を行ったり来たりする曲。洋楽のスラッシュメタルで「アコースティクな展開」から「ハードなメタル」という展開という曲はあるが歌謡曲から「ハードなメタル」という展開は色んな意味で日本人にしか出来ない。

日本の音楽マーケットでヘヴィメタルで初めて10万枚を売り上げたのは聖飢魔IIらしい(wiki)ビジュアルとキャラだけではなくしっかりとメタルとしても差別化されているのはさすが。
9 DEAD SYMPHONY

ブラックサバスのような重たいリフを中心に展開される。ぶっ飛んだ歌詞としは裏腹に基本に忠実なヘヴィメタル。
10 終曲:BATTLER

デーモン小暮閣下が「不吉な光」について言及するという内容。悪魔である事をいい事に無理難題を人間達に押し付けるギャグ曲

音楽やメタルやバンドにに興味がなくても誰もが知っているデーモン小暮閣下率いる聖飢魔II。日本の音楽マーケットにおいてメタルでCD(当時レコードかな?!)を10万枚を初めて売り上げたアーティストはラウドネスでもVow Wowでもなく聖飢魔IIだった。(wiki) 歌舞伎のようなビジュアルや無理矢理感満載のキャラ設定などが話題になる事が多いと思うが、メタル・ハードロック(というか歌謡曲以外全て)がさっ

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正統派すぎるメタルサウンドとギャグ要素満載の歌詞を組み合わせたパイオニア的存在(フォロワーがいるのかは不明)であるセックス・マシンガンズ(SEX MACHINEGUN)の1stアルバム。おそらく彼らが「正統派メタルサウンド」に乗せて「正統にヘヴィーメタル的な事」を歌っていたらセールス的な成功はなかったと思われる。

それ位に90年代末はメタルバンドにとって暗黒の時代でありメジャーシーンで活躍し順調にセールスを伸ばしているメタルバンドなど皆無であった。筆者が高校生の時に今作がリリースされたのだが音楽にあまり興味があるように見えない同級生がセックス・マシンガンズ(SEX MACHINEGUN)を熱心に聴いていた。

興味を持つ入口が「ギャグテイストのある歌詞」であったとしても、そこから音楽にもしっかりと興味を持っていたのでセックス・マシンガンズ(SEX MACHINEGUN)のサウンドがいかにクオリティが高いのかが分かる。

    「要点」

  • 正統派メタルとギャグ要素満載の歌詞
  • メタル暗黒時代を生き抜いた戦略性

「曲解説」

1 SEX MACHINEGUN 超高速のギターリフとAnchang(vo,g)のシャウトではじまる歌詞の詳しい内容は正直よくわからないがG行為をテーマにしていると思われる「お前の力で掴むんだ」というフレーズはなんとなく元気がでる。何を使むのかはわからないが。。。サウンド的にはガチガチのスラッシュメタルで完成度の高さがヤバい。
5 桜島

まさにこれから噴火しそうな気がする「ドコ、ドコ」としたドラムから曲がはじるコーラスでは「ドカン、ドカン、ドカン」と連呼されるがこのパターンは次作アルバムに収録されている「みかんの歌」での「みかん、みかん、みかん」でも使われ事になる。こちらも歌詞はギャグだがガチガチのスラッシュメタルが炸裂する。
7 ファミレス・ボンバー

待てど待てど来ない注文の品と彼女に対する怒り爆発の曲で主人公の怒りを見事にサウンド表現している。「怒り爆発」というフレーズの後にまともすぎる叙情系ギターソロが登場。ちょっと笑える展開なのだが冷静に考えてみると「フィクションに対する感情」よりも現実のファミレスの料理が出る出ないというどうでもいい事に感情が動くのが人間。

正統派すぎるメタルサウンドとギャグ要素満載の歌詞を組み合わせたパイオニア的存在(フォロワーがいるのかは不明)であるセックス・マシンガンズ(SEX MACHINEGUN)の1stアルバム。おそらく彼らが「正統派メタルサウンド」に乗せて「正統にヘヴィーメタル的な事」を歌っていたらセールス的な成功はなかったと思われる。 それ位に90年代末はメタルバンドにとって暗黒の時代でありメジャーシーンで活躍し順調に

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メロディック・スピード・メタルの創始者ジであるジャーマン・メタルバンド「ハロウィン(Helloween)」の最高傑作と言われる作品。以前から「ハロウィン(Helloween)」の名前は知っていて機会があれば聴きたいなと思っていた。

何故?!これまでヘヴィメタルを聴いてこなかった筆者がこのハロウィンの名前を知っているのかと言うと、これまでに「XJAPANはハロウィン(Helloween)に強い影響を受けている」と指摘する人が何人かいたし、口の悪い人は「真似をしている」と言っていた。

コワイモノ見たさ半分で聴いてみたが、聴いた感想としては正にメロディックでスピード感のあるメタルであり、多くの曲で聴けるボーカルラインのメロディーは大陸的な広がりを見せ、メタル的な「短い言葉のリフレインによるリフ的」なものとは正反対である。

本作を聴いて見た感想として音楽的にXJAPANにそこまで似ているとは思わないのだが、メタルという音楽を過剰にコアな音楽だと捉えずに多くの人に届くようにメロディーを大事にしているという点は共通項かもしれない。サウンド自体はテクニカルでメタルなのだがボーカルラインのメロディーがしっかりとあり、ある種の爽快感すら感じてしまった。

    「要点」

  • XJAPANとの共通点はほとんどない
  • 大陸的な広がりを見せるボーカルラインのメロディー

「曲解説」

4 Rise and Fall

日本語でJ-POP風にアレンジして90年代の日本の音楽シーンでリリースすれば売れたであろう曲。サビのボーカルラインが少し日本語みたいに聴こえる。
5 Dr. Stein

重低音が心地よく本作の中で最も正統派メタルな曲。ライトハンド奏法(シンセかも?!)によるギターワークも聴きどころ。ギターソロ後にシンセが入ってきて曲全体をスペーシーな雰囲気にしている。
6 We Got the Right

ダークでスローなイントロがしばらく続くので「おやっ!?バラードかな」と思った矢先、地獄のメタルサウンドに変貌する曲なのだがボーカルの歌い方や声のトーンがサウンドに寄り添っていない。多くのボーカリストは作曲者の意図や曲の展開や雰囲気によって歌い方やトーンを変化させるものだが、このボーカリストは完全に「我が道を行くタイプ」でありどのような曲であっても自分の声が最も活きる歌い方とトーンを実践する人なのだと思う。このあたりのボーカルのキャラは正にXJAPANとは正反対。
7 March of Time

スラッシュメタルな1曲なのだがフックがあり思わず口ずさみたくなるボーカルラインが特徴。ザクザクしたスラッシュメタルのサウンドであれば、「がなるような歌い方」や「小刻みなリフ的歌唱法」を試したくなるものだと思うが、ここでもやはり大陸的な広がりのあるボーカルラインをハイトーンで歌い上げる。

メロディック・スピード・メタルの創始者ジであるジャーマン・メタルバンド「ハロウィン(Helloween)」の最高傑作と言われる作品。以前から「ハロウィン(Helloween)」の名前は知っていて機会があれば聴きたいなと思っていた。 何故?!これまでヘヴィメタルを聴いてこなかった筆者がこのハロウィンの名前を知っているのかと言うと、これまでに「XJAPANはハロウィン(Helloween)に強い影響を

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新ボーカリスト/ブルース・ディッキンソン(vo)を迎えて作成された3rdアルバム。全編に渡りブルース・ディッキンソン氏(vo)の伸びやかな高音を活かした1st 2ndよりメロディックな内容となっている。

躍動感のあるパワフルな楽曲が多いのが印象的でこのあたりボーカルリストが交代したことで、楽器隊も新たなイマジネーションを得たのかもしれない。「意外な展開」や「ヘヴィに聴こえるアレンジ」などはあまりなく1stアルバム以上に初期衝動という言葉が似合う作品になっている。

1stアルバム「鋼鉄の処女」をパンク的と評する方も多いが筆者には本作の迷いがない演奏のほうが遥かに「パンク的」に聴こえる。どこか煮え切らない印象のあった前作「killers」のフラストレーションを吹き飛ばすかのように終始ダイナミックである。彼らは今作でUKチャート1位を獲得して名実共にUKを代表するヘヴィメタルバンドとなった。

    「要点」

  • 新ボーカリストブルース・ディッキンソン(vo)のハイトーンを活かした内容
  • 迷いのないダイナミックな演奏

「曲解説」

2 Children Of The Damned

物悲しいマイナーなイントロではじまり「静のパート」とダイナミックなギターサウンドの対比がグランジライク。ライトハンドを駆使している(と思われる)ツインリードのギターソロもお見事。
3 Prisoner

高音を活かした流れるようメロディックなボーカルラインと「迷宮を彷徨う」ようなツインリードのハモリフレーズが印象的。
7 Gangland

ベースがイントロでリフ弾いたり早弾きしたりやりたい放題。ベースが目立つバンドだなと思いググってみるとなんとベースの方がリーダー。そう言えばメタリカもベース「クリフ・バートン(b)」が音楽的に重要な人物だった。ギターソロは「未来派のシューティングゲーム」のような質感でレイヤー状にレーザービームが乱発されているイメージが頭に浮かぶ。
8 Hallowed Be Thy Name

鐘の音が鳴り響き「この世の果て」のような緊張感のあるイントロで幕を開ける。全編にわたりギターソロを弾いているかのようにツインリードが暴れまくる。叙情的で「自身が勇者になった」かのような錯覚を味あわせてくれる。どこかレトロなギターソロの響きは「名作ロールプレイングゲームのボス戦」を思わせる。

新ボーカリスト/ブルース・ディッキンソン(vo)を迎えて作成された3rdアルバム。全編に渡りブルース・ディッキンソン氏(vo)の伸びやかな高音を活かした1st 2ndよりメロディックな内容となっている。 躍動感のあるパワフルな楽曲が多いのが印象的でこのあたりボーカルリストが交代したことで、楽器隊も新たなイマジネーションを得たのかもしれない。「意外な展開」や「ヘヴィに聴こえるアレンジ」などはあまりな

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XJAPAN YOSHIKIが多大な影響を受けたブリティッシュHMバンド「アイアン・メイデン(IRON MAIDEN)」のデビュー作。アルバムタイトルからして強烈!覚悟して聴いてみた。

アルバムを聴き終えるとヘヴィメタル的な激しさは勿論感じたのだが、それ以上にUKバンドらしいメロディックなボーカルラインや叙情的で「これから戦に向かうような気分になる」ハモるツインギターやメランコリックなクリーン・アルペジオが印象的であった。

amazonレビューやwikiを見ると「パンク」の影響を指摘されているが筆者にはパンクというより初期ビートルズの影響をボーカルラインのメロディーから感じる。ギターサウンドは「VOX」(アンプ)的で非常にウォームな質感。もっとディストーションの効いた「ザクっとした音」を想像していたので、良い意味で期待を裏切られたのだが、このウォームなギターサウンドがなんとも言えない魅力になっている1stアルバムは初期衝動をぶつけるバンドが多い中、彼らは余裕たっぷりに自分たちのやりたい事をやっている。強烈なバンド名(鋼鉄の処女)にも全く名前負けしていない1stアルバムでクオリティ激高。

    「要点」

  • 意外とメロディックなボーカルライン
  • 戦に向かうような気分になるハモるツインギター

「曲解説」

2 Remember Tomorrow

クリーンなアルペジオが演出する「梅雨時の濁った空」をハードなリフが切り裂きそこから熱量を高め畳み掛けるグランジ的な展開を見せる曲だが、メランコリックな質感がある。このあたりがUKバンドらしい。
4 Running Free

ミニマムな単音リフが高速回転する「ある意味ミニマムテクノ」的な曲。途中でベースもギターのミニマムなリフをなぞってユニゾンを始める。最後はギターが暴れまくり弾きまくり状態になるのだが「しっかりとメロディー」がある。
5 Transylvania

スラッシュメタル的なザクザクリフで疾走する曲。ツインギターのハモリフレーズがとにかく秀逸でギターソロのバックでべースもソロを弾いている。弦楽器隊が暴れまくりのインスト曲。
6 Strange World

物悲しいクリーンアルペジオをバックにしっとり歌い上げる曲で少しアーバンなソウルのような雰囲気もある。
7 Charlotte The Harlot

タイトルからして強烈な1曲。この曲も中間にアルペジオを用いたメランコリックなパートがある。ここまでアルペジオを取り入れるメタルバンドあるのか?!

XJAPAN YOSHIKIが多大な影響を受けたブリティッシュHMバンド「アイアン・メイデン(IRON MAIDEN)」のデビュー作。アルバムタイトルからして強烈!覚悟して聴いてみた。 アルバムを聴き終えるとヘヴィメタル的な激しさは勿論感じたのだが、それ以上にUKバンドらしいメロディックなボーカルラインや叙情的で「これから戦に向かうような気分になる」ハモるツインギターやメランコリックなクリーン・ア

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