「曲解説」
2 Funk-a-ねーちゃん
「この大バカ者!」という強烈なワードで幕をあける米米流ハードファンク。
「グイグイ攻めてくる」立体的なベースラインと「涼しげでアーバン」なカッティングギターを中心に展開される曲なのだが、ジェームス小野田(vo)のボーカルがあまりに強烈なので正直サウンドが耳が回らない。唇を高速で揺らす「ブルブルブルブル」という音をここまでリフレインする曲は筆者が知る限りこの曲だけである(3:16〜)リズムアプローチに南米の打楽器風のダンサブルなものが加わり、そこにサイケな光が顔を出す。終盤は「スーパーファンキー・レイディー」という「ファンキーの極み」とも言えるフレーズが祝祭性マックスのサンバティックなサウンドの上で「嫌になる位」にループされる。
3 FUNK FUJIYAMA
「ルーズで気怠いハードロックバンドがコミカルなファンクにチャレンジした」ようなイメージの曲。「強烈な和の匂い」を放つ歌詞は一度聴いたら頭から離れない類のもので「サムライ」「寿司」「芸者」「腹切」など外国人に受けそうなジャパニーズフレーズをふんだんに盛り込んでいる。最後はジェームス小野田(vo)による「イヤッホー」というご機嫌なシャウトで幕を閉じる。
4 Beautiful
「黄昏のオフィス街」のような雰囲気が濃厚なファンクバラードで「ガラス細工」のように繊細なカッティングギターが曲にアーバンな質感を与えている(2:06〜)「3 FUNK FUJIYAMA」での悪ふざけが嘘のようにサックスソロが渋く響き渡る。歌詞は「カフェの窓から雨に濡れ佇む君を見つめる」というナルシスティックな内容となっている。
5 Let's Go!
ボーカルラインとリズムの速度が「心地よくズレている」ギターポップでタイトなファンクサウンドと清涼感があるピアノサウンドが混ざり合っている。歌詞は「あっ玉の中confusion」という意味不明なラインがインパクト大でリスナーに「混乱した時はrice show timeに夢中になろう」と提案するナチュラルに狂った内容となっている。
8 Javaza Hat
濃厚なブルージーを感じるハードロックサウンドをフィーチャーした曲でオールドスクールなヨレたギターリフが鼓膜に絡みつく。ドラムサウンドは非常にパワフルで「本当に外国のハードロックドラマーが叩いた」ようなクオリティーとなっている。
9 Kung-fu Lady
「耽美ニューウェイブ的なミステリアスな音響が強調されたヴァース」と「華やかホーンサクションをフィーチャーしたサビ」を中心に展開される曲。ギターソロはマニアックなエフェクトをかけたサウンドとなっており「サイケなおもちゃ」のようなイメージである(2:42〜)タイトル(カンフー)にちなんだ「アチョー」というシャウトがコミカルに響き渡る。
10 俺をもとめてる~Everyone Is Searching For Me
「ピクニック」のようなワクワク感と「夢の中」のような浮遊感が同居したアーバンなポップソング。前作「GO FUNK」がオリコン1位になり嬉しすぎて作った曲(wiki)との事で自意識過剰なタイトルは明らかにネタであろう。
11 Forever
ジェームス小野田(vo)がコミカルな声でクサイ愛情表現を過剰にシリアスに歌うなんとも言えない曲。ベースラインは一癖あるこの曲の中でも「寸分の狂いなく淡々とそしてダークに時を刻んでいる」。
14 ア・ゲ・ハ
リラックスしたアコースティックギターの音色がカールスモーキー石井(vo)のボーカルを優しく包み込むバラード。歌詞は「アゲハ蝶のように夢に向かって飛んでいけ」とリスナーにエールを送る内容であると思われる。